内海祭り守りたい 伝統継承へ授業組み込む

大正時代から続く夏祭りで内海地区を練り歩くみこし行列

 宮崎市内海地区で15日、「内海ふるさと夏祭り」があった。祭りは内海が港町として栄えた大正時代に始まったとされる地域の伝統行事だが、少子高齢化や人口減の影響で担い手が不足。伝統を引き継ごうと、今年から地元の子どもたちが参道の飾り付けに参加したほか、内海小では授業の一環として準備を進めるなど祭りを盛り上げた。主催する内海地区自治会の原田清会長(86)は「子どもたちが積極的に関わってくれたことで参加者の輪が広がった。次の世代に祭りを残すきっかけとしたい」としている。

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