【高校野球】北北海道、青森で決勝進出校決定 日大鶴ヶ丘、八王子、常総学院ら8強へ

20日の高校野球、北北海道と青森で決勝進出校が決定

選抜出場校の日大山形は3回戦で敗退

 第100回全国高等学校野球選手権は20日、15地区で地方大会が行われた。北北海道大会と青森大会では準決勝が行われ、決勝進出の2校が決まった。

 北北海道は第1試合でクラーク国際が北見北斗を9-6で下して決勝に進出。第2試合では旭川大が旭川実にサヨナラ勝ちした。旭川大は9回まで6-8と2点をリードされながら、9回裏に一挙に3点を奪って試合をひっくり返した。この結果、決勝は2年ぶり2度目の甲子園を狙うクラーク国際と、9年ぶり8度目を狙う旭川大の組み合わせとなった。

 青森大会では第1試合で八戸学院光星が、宿敵の青森山田に15-7の7回コールドで圧勝して決勝に進出。4本塁打全てが3ランという驚異的な打線の破壊力を見せつけた。第2試合では聖愛が弘前工に接戦の末に2-1で勝利し、“弘前対決”を制した。青森大会の決勝は2年ぶり9度目の甲子園を目指す八戸学院光星と、2013年以来5年ぶり2度目を狙う聖愛が激突することになった。

 秋田大会では準々決勝2試合が行われ、ベスト4のうち2校が決定。春季県大会王者で優勝候補の金足農は秋田商に7-0で7回コールド勝ち。能代松陽は秋田を接戦の末に6-4で下して、それぞれ準決勝進出を決めた。また佐賀、大分でも準々決勝2試合ずつが行われ、佐賀は唐津商と有田工が、大分は明豊と佐伯鶴城がベスト4に進んだ。

 宮城では春季県大会王者で東北大会準Vの東北が順当に3回戦を突破。茨城はベスト8が決まり、常総学院や明秀日立、土浦日大といった実力校が勝ち上がった。東東京では関東一、小山台、修徳、安田学園が8強へ。西東京では壮絶な乱打戦を19-15で制した日大鶴ヶ丘や、4回戦で早実を破った八王子、創価、東海大菅生が準々決勝へ駒を進めた。

 一方で、春の選抜出場校の日大山形(山形)が3回戦で鶴岡東に敗戦し、昨夏からの3季連続出場はならず。京都では福知山成美も4回戦で敗退した。(Full-Count編集部)

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