『Squawka』は14日、「アーセナルのプレシーズンのスタートで学んだ5つのこと」という記事を掲載した。
米国に渡ってインターナショナル・チャンピオンズカップを戦うアーセナルであるが、その前にボアハム・ウッド(5部)との練習試合を行っている。
ウナイ・エメリ監督の下で行われた初めての対外試合であり、多くの選手が試された。結果は8-0と快勝で、新体制のスタートとしてはいい結果となった。
この試合で学んだ5つのこととは何か?
オーバメヤングはゴールに飢えている
ガボン代表の彼はフットボールのない夏を過ごし、非常に早く戻ってきた。わずか7分でゴールを決め、さらにメイトランド=ナイルズのお膳立てでネットを揺らした。
さらに17分にはペナルティキックを決め、ハットトリックを達成。試合を通して大暴れを続けた。
彼が完璧なプレシーズンを経てプレミアリーグに入ることができれば、オーバメヤングが20ゴール以上を決めても驚きではない。
最前線だけではなくワイドで起用できる能力もあり、今季は多くのディフェンダーを窮地に陥れるだろう。
パパスタソプーロスの使い方は難しい
ボルシア・ドルトムントからやってきた肉体的センターバックは、コンスタンティノス・マヴロパノスとのコンビでほとんど問題は見せなかった。
しかし、どちらかと言えば20歳のパートナーのほうが組み立てという点で良いところを見せたし、パパスタソプーロスは相手のFWモーガン・フェリアーに少し苦しめられた。
彼はポジション取りに優れるが、高いラインを設定した場合、プレミアリーグレベルのスピードを持つ選手を止められるだけの速度を持っていない。
ムスタフィ、ホールディング、チェインバースらよりも価値があると示すためには、プレシーズンでどこまで改善できるかが重要だろう。
エンケティアはフィニッシュの本能がある
ハーフタイムにオーバメヤングと交代でピッチに送り出された19歳のエドワード・エンケティア。昨季はU-23のリーグで13試合12ゴールを決めた選手だ。
また、カラバオ・カップでは途中出場からノリッジ・シティを相手に2ゴールを決め、勝利の立役者となった。
彼は今回も投入から7分でゴールを決めたし、敵陣での優位を保ち、常に選択肢を提供していた。
エンケティアがプレミアリーグで定期的にプレーすることを期待するのは早すぎるかもしれないが、ラカゼットを脅かす存在になる可能性はある。
ウナイ・エメリも若手への意欲が高い
アーセン・ヴェンゲル監督が集めた若手、19歳のジョーディ・オセイ=トゥトゥ、18歳のクリス・ウィロック、17歳のエミール・スミス=ロウらを、エメリはピックアップした。
彼らはトップチームでの最初の試合でうまくやってみせた。今季はローンでの修行、あるいはカップ戦での出番が与えられるかもしれない。
ウィロックは中盤の厚い場所でプレーしなければならないので、なかなかすぐには難しいだろう。もう少し時間を見てやらないといけない。
また、リース・ネルソンももっと時間を与えられていいだろう。時に混乱する癖があるが、彼の技術力に疑いはない。
ジェフ・レーヌ=アデレードも、マテオ・グエンドゥジと交代するまでいいプレーを見せた。
メイトランド=ナイルズはもっと活用すべき選手だ
この20歳の選手は、ヴェンゲル体制最後の暗いシーズンの中でもっとも明るい話題の一つだった。
彼の守備的な規律や忍耐は称賛されるべきであったし、オーバーラップでの影響力も大きかった。
エインズリー・メイトランド=ナイルズは2015-16シーズンにイプスウィッチ・タウンにローン移籍しており、シーズンを通してプロの試合を経験している。
全体的に言って、新しい監督のウナイ・エメリに自分自身を紹介するという点において、悪い内容ではなかった。