熊本城修復 天守閣の安全対策議論

 熊本市は20日、熊本地震で被災した熊本城の復旧に向け専門家の意見を聞く文化財修復検討部会(特別史跡熊本城跡保存活用委員会)を中央区の市教育センターで開き、天守閣の安全対策や長塀の復旧について意見を交わした。

 市は城内の地図を提示しながら、復旧工事の進ちょくを説明。天守閣出口につながる内部の下り階段は、両脇の石垣から20センチ通路寄りに鋼材の柱などを設けて補強し、入場者の安全を確保することを確認。柱の色はシルバーで了承した。

 また今秋にも復旧工事が始まる国重要文化財の長塀について、市は塀を支える石柱を補強するため、深さ約30センチの部分に鉄筋コンクリートの基礎を設ける工事を提案。委員からは「江戸時代の地下遺構を確認し、傷つけないように工事を進めてほしい」「長塀の石垣には、城内からの水を集めて出す排水溝があるが、地震で地盤沈下している。内部に水がたまらないような整備も必要」などの意見が出た。工事全体について「設計・施工の工程をきちんと示してほしい。遅れているならば、外注などほかの手段を考えないといけない」との指摘もあった。(飛松佐和子)

(2018年7月21日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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