<両監督に聞く> 創成館・稙田龍生監督 5点以内に抑える、海星・加藤慶二監督 先制点を取りたい

 6日に開幕した大会もいよいよ決勝戦。57校の頂点に立ち、第100回の節目の切符をつかむのは創成館か、海星か。大一番を前に、3年ぶり2度目の夏の甲子園を目指す創成館の稙田龍生監督、4年ぶり18度目の優勝を狙う海星の加藤慶二監督に相手チームの印象、意気込みなどを聞いた。

 ●これまでの戦いを振り返って。
 稙田 経験値を自信に変えてやれている。序盤苦しい中、中盤以降よく踏ん張った。初回のための打順なのに、そこの攻撃が淡泊なのは気になるところ。
 加藤 守りは投手を含めてあまり良くはないが、鵜瀬はよく頑張っている。打線はまあまあ。劣勢になった時、ぶれないようにと言っている。

 ●対戦校の印象を。
 稙田 NHK杯県大会で負けたが、相変わらず打つなという印象。ほぼ全員を警戒するし、足もある。ここに来て投手陣も安定してきている。
 加藤 走攻守、どれを取っても違いすぎる。あの長崎日大との準々決勝を見せられると…。高校生のチームとは思えない高いレベルだった。

 ●目指す試合展開は。
 稙田 先制点を取って5-2くらいで終盤までいければ。打たれても、5点以内に抑えたい。左打者が多いので、こちらも左投手が鍵になる。
 加藤 (先発が予想される)川原君から先に点を取り、焦りを誘いたい。そうは打てないだろうから、3点取られたら終わり。守り抜くしかない。

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