リヴァプールはローマからブラジル代表GKアリソンをキーパー史上最高額の移籍金で引き抜いた。
ここでは、『sportskeeda』による「アリソンの移籍金記録を超えうる3人の守護神」を見てみよう。
ジャンルイージ・ドンナルンマ(ミラン/イタリア代表/19歳)
セリエA史上2番目に若い16歳でデビューして以降、彼はレコードブレイカ―になっている。
デビューすると大きく成長したドンナルンマは最も有望な若手GKのひとりとしての地位を確立。彼はイタリア代表史上最も若くしてデビューしたGKでもあり、国民たちはその心強い存在のために代表の将来は安泰であることを知っている。
高さ、リーチ、メンタル、反射能力、素晴らしいハンドリングによって、力強い存在になっているドンナルンマ。かつて黄金期にあったミランは現在クラブ史上でも最悪の時を過ごしているが、そのなかにあって彼は光明になり続けている。
ただ、ミランの苦闘によって、ドンナルンマがタイトルや成功を求めて退団しうる可能性も。もしそうなった場合、移籍金はアリソンをはるかに上回るかもしれない。
ヤン・オブラク(アトレティコ/スロベニア代表/25歳)
2016年にベンフィカから1600万ユーロ(20億円)でアトレティコに引き抜かれたオブラク。それによって彼はリーガ史上最高額のGKになった。
ティボー・クルトワの代役候補としての獲得だったが、当初主に起用されていたのはミゲル・アンヘル・モヤ。だが、モヤの負傷によってゴールマウスを任されたオブラクは素晴らしいパフォーマンスでその座を確保してみせた。
リーガではサモラ賞を獲得するなど、この3シーズンにおける世界最高のGKのひとりとして地位を確立している。
リヴァプールがアリソンの代わりに彼を獲得するとも伝えられていたが、その可能性はなくなった。
今季はアトレティコに留まるかもしれないが、来夏にはPSGやバイエルン・ミュンヘンが獲得に乗り出す可能性も。そうなった場合には、アリソン以上の資金捻出が必要になりそうだ。
ティボー・クルトワ(チェルシー/ベルギー代表/26歳)
2011年にチェルシーが獲得したクルトワだが、3シーズンに渡ってアトレティコに貸し出された。
そこでベストヤングGKのひとりとして成長を遂げるとロンドンに帰還。そして、プレミアで4年を過ごした彼はリーグトップの守護神のひとりになった。
フィジカル、ショットストップ、ハンドリングスキルを併せ持ち、どんなチームでも欲しがるGKだ。
今ワールドカップでもスペクタクルなプレーを披露。ブラジルを撃破するなどベルギーの歴史的躍進において大きな貢献を果たした。
クルトワがロシアの地で評価をさらに高めた一方、スペイン代表GKダビド・デ・ヘアは評価を下げてしまった。それによって、彼はレアル・マドリー行きの有力候補になっている。
もしマドリッドに戻ってくることになれば、その移籍金はアリソンを超えうる。