この暑さは一段落するものの

今年は梅雨明けが早く、全国的に厳しい暑さが早い時期から続いています。
今年の最高気温の記録は岐阜県・多治見で観測した40.7℃。命に危険がおよぶ暑さです。そこまで気温が上がっていないとしても、体温より高い気温が全国で相次いでいます。

高知県・江川崎で41.0℃の日本最高気温を記録した2013年は、熱中症で1077人の方が亡くなられました。今年も熱中症で亡くなられる方が相次いでいます。
またこの夏は、西日本を中心とした豪雨により、被災者の方や救出活動・復旧活動にあたられている方々の熱中症のリスクが高まっています。

この先の10日間予報を見てみると、25日(水)あたりから体温より高い気温は予想されていません。このあたりから酷暑は一段落するかもしれませんが、それでも30℃を超える真夏日には違いありません。気を緩めず、熱中症対策には力を入れてほしいと思います。

気象予報士・原田 雅成

画像について:10日間予報(7月23日~8月1日)

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