九文OG Vリーガー 母校でバレー教室 魅力伝える

 全国高校総体(インターハイ)や国体などで計15回の高校日本一に輝いた九州文化学園高女子バレーボール部出身のVリーガーらが15日、佐世保市の同校体育館でバレーボール教室を開き、約240人の中学生が楽しく上達のこつを学んだ。
 母校に集まったのは2016年度にそろって全日本入りした伊藤望(東レ)、田中瑞稀(JT)をはじめ、中島未来(東レ)、田川紘美(パナソニックエコソリューションズ)の4選手。後輩の現役生や県内で指導に携わるOGとともに、レシーブやスパイク練習、3対3のミニゲームなどで手本を見せながら講師役を務めた。
 指導を受けた真城中の菅野未空さん(3年)は「細かく教えてもらえて勉強になった。高校も競技を続けられたら生かしていきたい」と十分に満足できた様子。伊藤選手も「一番はバレーの楽しさや魅力を伝えたかった。こちらも初心を思い出し、中学生から元気をもらえた」とすがすがしい表情だった。
 教室は14、15日、同市内で県内外の中学チームが参加して行われた「第39回九文杯」の出場選手を対象に実施された。

ミニゲームでお手本を見せる田中(右)、伊藤選手=九州文化学園高体育館
元気よく練習に取り組む中学生=九州文化学園高体育館

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