全部トーレス!欧州16シーズンのユニフォーム姿を見る「チェルシー~アトレティコ再び」編

サガン鳥栖への移籍が発表となったフェルナンド・トーレス。ヴィッセル神戸に加入したアンドレス・イニエスタとともに、大物スペイン人選手のJリーグ入りは国内外で大きな注目を集めている。

アトレティコ・マドリーでデビューしたトーレスは、その後リヴァプール、チェルシー、ACミラン、そして再びアトレティコ・マドリーと16年間で4度の移籍を経て、日本にやって来た。

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ここでは、これまでのトーレスの歴史と身にまとってきた数々のユニフォームを簡単に振り返ってみたい。今回はチェルシー時代からアトレティコ復帰までをお届けする。

チェルシー 2010-11シーズン

2010-11シーズンの後半はブルーのユニフォームを着たトーレス。チェルシーでのデビュー戦の相手は、いきなり古巣のリヴァプールだった。この試合にスタメン出場するもノーゴールで66分に退いている。移籍最初のシーズンはリーグ14試合で1得点に終わった。

ホームキットは首周りにあしらったレッドの差し色が印象に残るデザイン。2009-10シーズンはリーグ優勝したため、袖のリーグパッチはゴールドのチャンピオンパッチを装着している。

アウェイはブラックを基調にオレンジを配し、シャドーのストライプというデザイン。チェルシーとしては斬新なカラーリングだった。

決して出番は多くなかったサードキットはグリーンを基調に、中央にはブラックとブルーの縦ライン。エンブレムもシャツに合わせてカラーチェンジしている。

チェルシー 2011-12シーズン

チェルシー移籍2シーズン目は、リーグ戦は32試合で6得点を記録。カップ戦も合わせるとシーズン11得点を挙げたが、常にリヴァプール時代と比較され、物足りないと批判された。

ホームキットは2011-12モデル。太めの水平ストライプが特徴的なデザインで、肩にあしらったホワイトのラインが明るい印象を与える。

アウェイキットは胸部分のブルーの格子状が特徴的かつユニークなデザイン。画像はチャンピオンズリーグ仕様で、チェルシーはこのシーズンのCLを優勝している。“バルサキラー”のトーレスは準決勝第2戦のバルセロナ戦においてチームの2点目を決めている。

サードはホワイトを基調にイエローとブラックという、チェルシーではあまり見ないカラーコンビネーション。

チェルシー 2012-13シーズン

移籍3シーズン目は、リーグ戦は36試合出場で8得点にとどまったが、カップ戦を合わせるとシーズン22得点を記録。とくに欧州カップ戦において活躍が目立ち、ヨーロッパリーグ決勝戦では先制点を挙げて優勝に貢献している。

ホームキットは伝統のブルーを基調としながらも、スリーストライプスやメーカーロゴ、そしてエンブレムまでゴールドで彩っているのが特徴。シャドーで斜めストライプをあしらっている。

アウェイキットはホワイトを基調に、クラブ史上初めて“たすき掛け”デザインを採用した。ホワイト/スカイブルーが何とも爽やかさを感じさせる。袖のスリーストライプスはグラデーションで、ちょっとオシャレだった。

シンプルでオーソドックスなホーム、アウェイに比べ、サードは逆に斬新なデザイン。トーレスはヨーロッパリーグで鼻を負傷し、一時期フェイスガードを着用してプレーしていた。

チェルシー 2013-14シーズン

このシーズンは出場機会も減り、リーグ戦は28試合出場で5得点。その他カップ戦を合わせてもシーズン11得点にとどまった。

ホームキットはブルーを基調にホワイトの差し色。2012-13モデルのゴールドの様なカラーは使わず、シンプルな色使いに徹した。

アウェイキットは、チェルシーでは珍しい胸の2本線スタイル。レッド/ブルーのストライプは80年代に使っていた。

サードキットはブラックを基調。このようにシンプルなブラックカラーのキットは、2008-09アウェイキット以来だった。

チェルシー 2014-15シーズン

シーズン開幕直後の8月29日、ACミランへのローン移籍が発表された。この画像はプレシーズンマッチでの1枚。ユニフォームは2014-15ホームキットで、細めの水平ストライプがなかなかの好デザインだった。

ACミラン 2014-15シーズン

新たにミランの一員となったトーレス。契約期間は2年間と報じられたが、現実には半年でミラノの街を後にする。ミランで残した記録は、リーグ戦10試合1得点だった。

ホームキットは2015-15モデル。多色複雑なストライプのデザインが人気だったが、一部の古くからのサポーターにはあまり評判は良くなかった。

わずかな期間だったが、本田圭佑とも一緒にプレーした。

アウェイキットはホワイトを基調としたオーソドックスなデザイン。

ミランで満足な出場機会を得られなかったトーレスが次に向かった先は、まさかの古巣アトレティコ・マドリーだった。

アトレティコ・マドリー 2014-15シーズン

2014年12月、トーレスは古巣のアトレティコ・マドリーへ復帰。背番号9はマリオ・マンジュキッチが付けていたため、このシーズンは19番に。“El Niño(神の子)”の帰還にサポーターは興奮し、歓迎ムード一色に染まっていた。

復帰シーズンはリーグ戦19試合で3得点。カップ戦も合わせるとシーズン6得点を記録している。

ホームキットは襟と袖口のブルーが印象的な2014-15モデル。当然だが、まったく違和感がない。

早速バルセロナと対戦し、アンドレス・イニエスタとマッチアップ。アウェイキットは淡いグレーを基調としたデザインだった。

アトレティコ・マドリー 2015-16シーズン

マンジュキッチのユヴェントス移籍に伴い、背番号9はトーレスの元に。このシーズンはリーグ戦11得点を含め、シーズン12得点を記録している。

2015年8月1日にアトレティコは日本でサガン鳥栖とプレシーズンマッチを行い、トーレスも先発出場している。

ホームキットは2015-16シーズンモデルで、二重線のストライプがちょっと懐かしいデザイン。

ネイビーを基調としたアウェイキット。襟が付き、シンプルなデザインが人気だった。

アトレティコ・マドリー 2016-17シーズン

復帰3シーズン目はリーグ戦31試合で8得点。カップ戦も合わせるとシーズン10得点を記録している。

ホームキットは袖がレッド一色など、前季モデルと共通するようなデザイン。画像の試合ではブルーのソックスを着用しているが、基本的にはレッドのソックスがメイン。

オーソドックスなストライプデザインで、アトレティコらしいユニフォームだった。

アウェイキットはブラックのシャツにイエローのパンツとソックス。エンブレムもイエロー一色にカラーチェンジしている。

アトレティコでの最終シーズン。ヨーロッパリーグ優勝という置き土産を残して、愛するクラブを去った。

このシーズンはリーグ戦5得点。カップ戦も合わせるとシーズン10得点という記録を残している。

斜めストライプを取り入れたホームキットは、シャツのデザインよりもマイナーチェンジしたエンブレムに、サポーターからは不満の声が上がった。

アウェイキットはイエローを基調。アトレティコでは定番カラーだが、2013-14シーズン以来の登場となった。

サードキットはカモフラ柄のダークグリーン。このデザインはNikeのテンプレートだった。

アトレティコを離れ、注目されていた新天地はサガン鳥栖に決定。Jリーグの舞台でトーレスのプレーに注目が集まる。

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