トーレスがJリーグデビュー! 華麗なループで魅せるもゴールに繋がらず鳥栖は惜敗

スタジアム入りするトーレス photo/Getty Images

22日に明治安田生命J1リーグ第17節が行われ、サガン鳥栖がベガルタ仙台をホームへ迎え入れた。なお、Jリーグデビューが期待される鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスはベンチスタートとなっている。

試合は、両チームともに均衡を破ることができず、前半をスコアレスで折り返す。すると後半開始直後の50分、鳥栖はFW田川亨介に代えてFWトーレスを投入し、ゴールをこじ開けに行く。トーレスがファーストタッチをした際には、大きな歓声が沸き起こっていた。

そんなトーレスが先制点奪いに行くも、64分に得たCKからのヘディングシュートはGKの真正面に。71分には小野裕二とのワンツーからペナルティエリア内左へ侵入し、右足でゴールを狙ったが、GKの好セーブに阻まれて得点とはならなかった。さらに76分、下がってボールを受けると、今度はペナルティエリア手前から華麗なループパスで決定機を演出。DF吉田豊が抜け出しゴールを狙ったが、あと一歩のところで仙台DFにかき出され、いく度となく訪れる決定機を活かせない。すると88分、鳥栖は仙台に一瞬の隙を突かれ痛恨の失点。0-1で敗れ、トーレスのJリーグデビューを白星で飾ることはできなかった。

敗れはしたものの、トーレスと小野の絶妙なコンビネーションが垣間見れるなど、確かに光るものはあった鳥栖。エース・豊田陽平のJリーグ復帰も控えており、今後の巻き返しに期待したい。

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