レアルはC・ロナウド、バルサはイニエスタが抜けた リーガ最強はアトレティコの手に?「全てを勝ち取りたい」

アトレティコが頂点狙う photo/Getty Images

レアル・マドリードはついにクリスティアーノ・ロナウドが去り、バルセロナはアンドレス・イニエスタが退団した。それでも両クラブが強いことに変わりはないが、クラブを長年支えてきた選手がそれぞれクラブを去るのは大きい。特にロナウド退団でレアルの得点力にどこまで影響が出るのかは予想がつきにくい。

リーガ・エスパニョーラ2強にこうした動きがあったことを考えると、彼らをずっと追い続けているアトレティコ・マドリードにはチャンスがあるかもしれない。アントワーヌ・グリーズマンも残留を宣言し、モナコからはフランス代表MFトマ・レマルを獲得。ガビとフェルナンド・トーレスはクラブを去ったが、ガクリと戦力がダウンするわけではない。

ガビの後継者候補とされるMFロドリも今夏ビジャレアルから加入しており、地味ながらもアトレティコは今夏も順調だ。ロドリはアトレティコの下部組織に在籍していた経験を持っており、今回は古巣復帰となる。スペイン『MARCA』などによると、ロドリはアトレティコがリーガで最も優れた陣容ではないかと自信を口にしており、新シーズンは全てのタイトルを狙いに行くと強気な宣言をしている。

「アトレティコで全てを勝ち取りたい。僕がここを去って5年、多くのことが変化している。クラブは大いに成長し、今ではリーガ最高の陣容だ。復帰はイージーな決断だったよ。それを望んでいたし、今僕は全てのトロフィーにチャレンジできる。それこそ戻ってきた理由だし、タイトル獲得へ全力を尽くしたい」

昨季もアトレティコはリーグ戦をレアルより上の2位でフィニッシュし、ヨーロッパリーグも制した。相変わらず組織力は抜群で、クラブの象徴とも言える選手が抜けたバルセロナとレアル相手にサプライズを起こす準備は整っているのではないだろうか。

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