巨人は自力V消滅、ヤクルト単独3位、阪神4位浮上…22日セの動きは?

ヤクルト・小川監督【写真:荒川祐史】

広島は3連勝で2位巨人と8ゲーム差の独走態勢に

 後半戦に入っても、連日目まぐるしく順位が入れ替わる今季のプロ野球。セ・リーグは2位以下が混戦なのは変わらないものの、首位の広島が着実に白星を重ね、他5球団との差を広げ始めている。

 22日、その広島は巨人との3連戦3戦目を戦った。序盤に6点のビハインドを背負ったものの、怒涛の一発攻勢で大逆転勝利。バティスタの14号ソロを反撃の狼煙に、丸が2打席連続本塁打を放つなど5本塁打で大量8得点を奪った。この日放った安打が6安打。そのうち5本が本塁打という驚異のアーチショーで同一カード3連勝を飾った。投壊の巨人は自力Vが消滅。広島と2位巨人の差は今季最大の8ゲームとなった。

 ヤクルトは中日に同一カード3連勝を飾り、単独3位となった。バレンティンが大野雄から3ランを含む4打点とすると、同点の8回に山田が3戦連発となる22号ソロを放ち、これが決勝点。中日は先発の大野雄が今季5度目の先発でも勝てず。2回、3回と2打席連発のソロを放ったモヤは8回に負傷交代し、その裏に又吉が決勝弾を浴びた。

 阪神は打線が爆発。DeNAに連勝して4位に浮上した。ナバーロが来日初本塁打を放つと、ロサリオが2戦連発の7号2ラン。右腓骨骨折が完治していない糸井も2戦連発のソロを放つなど14安打11得点で大勝した。7回2失点のメッセンジャーは3年連続の2桁勝利となる10勝目。DeNAは今永が炎上して大敗し、5位転落となった。

【21日終了時点】
1広島 47勝33敗1分
2巨人 43勝43敗1分 7.0
3DeNA 38勝43敗2分 2.5
3ヤクルト 38勝43敗1分 0.0
5阪神 36勝42敗1分 0.5
6中日 38勝47敗1分 1.5

【22日終了時点】
→1広島 48勝33敗1分
→2巨人 43勝44敗1分 8.0
→3ヤクルト 39勝43敗1分 1.5
↑4阪神 37勝42敗1分 0.5
↓5DeNA 38勝44敗2分 0.5
→6中日 38勝48敗1分 2.0(Full-Count編集部)

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