パイレーツ4本塁打で快勝 破竹の9連勝で地区3位浮上

【パイレーツ9-2レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

コリー・ディッカーソンが4試合連発となる11号2ランを放つなど、打線が4本塁打を含む15安打9得点の猛攻を見せたパイレーツがレッズに快勝。パイレーツは連勝を9に伸ばし、カブスに敗れたカージナルスを抜いてナ・リーグ中部地区の3位に浮上した。初回にグレゴリー・ポランコの17号2ランで先制したパイレーツは、続く2回表にディッカーソンの11号2ラン、スターリング・マーテイの15号ソロなどで4点を追加。その後もショーン・ロドリゲスの5号ソロなどで着実に加点し、6回までに大量9点のリードを奪った。パイレーツ先発のイバン・ノバは7回途中2失点の安定したピッチングで今季6勝目(6敗)をマーク。レッズは先発のマット・ハービーが4本塁打を浴び、4回途中8失点と大誤算だった。

パイレーツのクリント・ハードル監督は「今は全てが上手くいっているね」とチーム状態の良さを口にした。「打線はよくバットが振れているし、安定した守備で27個のアウトを取ることができている。先発投手はしっかり試合を作ってくれるしね」とハードル。9連勝の快進撃により、気付けばカージナルスを抜いて地区3位に浮上した。直近12試合で11勝1敗と絶好調のパイレーツだが、地区首位のカブスとは8ゲーム差。しかし、ワイルドカード2位のブレーブスとは4ゲームしか離れておらず、ポストシーズン進出の可能性はまだ十分に残されている。一時は売り手に回ることが確実と見られていたパイレーツは、トレード市場でどのような動きを見せるのか。ニール・ハンティントンGMの手腕に注目が集まることになりそうだ。

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