代役クローザーのヘレーラが奮闘 シャーザー13勝目

【ブレーブス2-6ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク/p>

マイク・フォルティネビッチ(ブレーブス)とマックス・シャーザー(ナショナルズ)によるオールスター投手同士の投げ合いとなった一戦は、初回に3点を先制し、試合後半にも着実に追加点を奪ったナショナルズが6対2で勝利を収めた。ナショナルズは初回にアンソニー・レンドンのタイムリー三塁打などで3点を先制。1点リードの6回裏にはブライス・ハーパーがタイムリーを放ち、3点リードで迎えた8回裏にはハーパーが24号ソロを放って貴重な追加点を叩き出した。シャーザーは8安打を浴びながらも6回2失点で今季13勝目(5敗)。8回途中から登板したケルビン・ヘレーラは2度のピンチを無失点で切り抜け、5アウト・セーブを完遂した。

勝利の立役者は移籍後初セーブをマークしたヘレーラだ。ロイヤルズでクローザーを務め、27試合で1勝1敗14セーブ、防御率1.05をマークしていたヘレーラは、6月中旬にトレードでナショナルズに加入。移籍後はショーン・ドゥーリトルに繋ぐセットアッパーを務めていたが、ドゥーリトルの戦線離脱により代役クローザーを務めることになった。3点リードの8回表一死一、二塁のピンチで登板したヘレーラは、プレストン・タッカーをライトフライ、エンダー・インシアーテを空振り三振に抑えてピンチを脱出。9回表も続投し、二死から一、三塁のピンチを背負ったものの、フレディ・フリーマンをレフトフライに抑えて試合を締めくくった。ナショナルズのデーブ・マルティネス監督は「素晴らしいパフォーマンスだった」とヘレーラを絶賛。「何のためらいもなくイニング跨ぎを受け入れてくれた。良い仕事をしてくれたね」と代役クローザーの右腕に感謝しきりだった。

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