【MLB】元Gマイコラス「ジェットコースターのような」1週間回顧 双子は「すごく元気」

5回2失点と好投したカージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

マイコラス、5回2失点で勝敗つかず

 今季、巨人からカージナルスに移籍したマイルズ・マイコラス投手が22日(日本時間23日)の敵地カブス戦で後半戦初めての先発マウンドに上がったが、5回6安打2失点6奪三振2四球で勝敗はつかなかった。カージナルスは救援陣が打ち込まれて2-7で敗戦。同地区のライバル・カブスと4日で5試合を行ったが、2勝3敗と負け越した。

 マイコラスは3回まで無失点に抑えたが、2点リードの4回にハップに適時二塁打、コントレラスにもタイムリーを許して2失点。5回も1死一、二塁のピンチを迎えたが、ヘイワードを二ゴロ併殺に打ち取り、勝ち越しは許さなかった。その後、6回の打席で代打を送られ、同点の場面で降板。右腕に勝敗はつかなかったが、カージナルスは終盤に救援陣が失点を重ねて逆転負けを喫した。

 前半戦で10勝(3敗)を挙げたマイコラスはオールスターに選出されたが、ローレン夫人の出産が近づいたために離脱。その後、パタニティー・リスト(産休制度)に入り、その間に夫人は無事、双子を出産した。この日は後半戦初の登板だった。

 試合後、地元メディアの取材に答えた右腕は「スライダーが何球か高めに浮いてしまった。コントレラスにもそれをレフト線へ打たれてしまったね。あれには手を焼いたよ。けれど、あの(コントレラスに打たれた)一球以外は、非常に良い投球ができたいたと思うよ」と反省と収穫を口にし、4回の先頭打者に与えた四球が同点につながったことに「四球を出した時は毎回もどかしさがあるね。(コントレラスへの安打に加えて)そのことにも手を焼かされたよ」と語った。

母子ともに「元気」、ローレン夫人は「じっとしてられない」

 この日は74球でマウンドを降りており、「球数も少なかったから、余力は残っていたと思う」。一方、4回の失点を反省し、「もし4回に2失点してなかったら、違う試合展開になっていたと思う。今夜はこの後イライラが募ると思う。なぜかと言うと、僕が彼らに息を吹き返らせてしまったんだ。彼らが流れを持って行ってしまった。その責任は僕にあると思う」と話した。

 また、マイコラスは私生活にも言及。「(この1週間は)ジェットコースターのようだったよ。約12時間だけ(球宴が行われたワシントン)D.C.にいたけど、自宅に戻って家族と会えて嬉しかったよ。新しい娘と息子はしばらく病院にいることになるね。彼らは早く生まれたけど、すごく元気だよ。体も丈夫でファイターなんだ。彼らのお母さん同様にね。頑張っているところだよ」と語った。

 ローレン夫人の体調も問題ないようで、「彼女は元気だよ。回復しているところなんだ。すでに色々動き過ぎてるよ。それが彼女だからね。じっとしてられないんだ。全ては順調だよ。友人や家族も向こう(自宅)にいて色々手伝ってくれるからね」と、私生活は順調に進んでいる様子。後半戦でどれだけ白星を伸ばせるか、注目だ。(Full-Count編集部)

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