投打が噛み合ったマリナーズが快勝 今季60勝に到達

【ホワイトソックス2-8マリナーズ】@セーフコ・フィールド

マリナーズは「7番・一塁」のライオン・ヒーリーが2本の3ランを放つ活躍で6打点を叩き出し、先発のマルコ・ゴンザレスは6回表二死までノーヒッターを継続するなど7回途中2失点の好投を披露。投打が噛み合ってホワイトソックス相手に8対2で快勝を収め、両リーグ4番目の速さで今季60勝に到達した。初回にヒーリーの19号3ランなどで5点を先制したマリナーズは、6回表にティム・アンダーソンの14号2ランで3点差に迫られたものの、8回裏にヒーリーがダメ押しの20号3ラン。ゴンザレスのあとを継いだリリーフ投手陣もホワイトソックス打線をわずか1安打に封じて無失点リレーを展開し、危なげのない試合運びでホワイトソックスを圧倒した。

2本の3ランを含む3安打6打点の大活躍を見せたヒーリーは以下のように自身の2本塁打を振り返った。まず1本目の19号3ランについては「打者有利のカウントになっていたから、打ちごろのボールを待っていた。甘い球を逃さず捉えることができたよ」。続いて2本目の20号3ランについては「難しいボールをファウルにしたり見極めたりして、打つべきボールを待つことができた」。試合開始前までの直近25打数でわずか4安打(すべて単打)という不振に陥っていたヒーリーだが、打つべきボールをしっかり捉え、チームを勝利へ導く6打点を叩き出したのだった。背後からアスレチックスが迫っているものの、マリナーズは100試合を消化して60勝40敗と勝率6割をキープ。ハイレベルなポストシーズン進出争いはまだまだ続きそうだ。

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