住友電工は宮崎大学、富士通研究所と共同で太陽光エネルギーを用いて高効率に水素を製造することに成功したと発表した。水素は出力470ワットの集光型太陽電池で得られた電力で水を電気分解して製造。太陽光エネルギーの18・8%を水素エネルギーに変換している。実用構成のシステムを用いた野外試験としては世界最高効率となる。
水素は新たなエネルギーキャリアとして利用が進められている。太陽光などの再生可能エネルギーによる水の電気分解はCO2を排出しない水素の製造手法として期待されている。住友電工では今回、集光型太陽電池に使用するパネルを提供した。