【MLB】大谷翔平の特大133Mソロに敵地実況は唖然 「体型からは説明がつかない」

「6番・DH」でスタメン出場し、8号本塁打を放つ活躍をみせたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

日本では大柄な大谷も、メジャーではやや細身の印象

 エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、本拠地ホワイトソックス戦で4回にセンターへ特大アーチを放った。主砲プホルスの戦列復帰に伴い「6番・DH」で先発し、相手先発ジオリートからバックスクリーンへ435フィート(約133メートル)弾を一閃。これに敵地の実況チームは「彼の力強さを物語る一発でした」と驚きを隠せなかった。

 1点リードで迎えた4回1死走者なしの第2打席。ホワイトソックス先発ジオリートがカウント2-1から投じた外角93.5マイル(約150キロ)ツーシームを振り抜くと、打球はセンター方向へグングン伸び、フェンス向こうの植え込みを軽々越える8号特大アーチとなった。

 本拠地スタンドが歓声に包まれる中、初めて見るパワーに驚きを隠せなかったのが、敵地シカゴで試合中継をする「NBCスポーツ・シカゴ」の実況チームだった。解説を務める1980年のサイ・ヤング賞右腕スティーブ・ストーン氏が「彼の力強さを物語る一発でした。打球がとにかく伸びていくのですからね」と感嘆の声を漏らすと、実況のジェイソン・ベネッティ氏も「直接目にすることで、初めて彼の力強さを実感します」と続けた。

 日本では一際目立つ大きな体を持つ大谷だが、屈強のメジャー選手の中に入ると、やや細身に見えることもある。ベネッティ氏が「我々が目にした本塁打は、体型からは説明がつきませんね」と唖然としたように話すと、ストーン氏も「見た目よりもずっと力強いスイングですね」と、大谷がその体に秘めたパワーを称えた。

 2点を追う8回無死一塁の第4打席には、ホワイトソックスは“大谷封じ”として左腕フライをワンポイント投入し、空振り三振に仕留める慎重さを見せた。7月8日(同9日)ドジャース戦の代打本塁打以来となる“パワー炸裂”は、驚愕のシーンとして敵チームの脳裏にしっかり植え付けられたようだ。(Full-Count編集部)

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