平積みタイヤ窃盗、湘南で相次ぐ 7月に計5件、同一犯か

 駐車場や自動車部品販売店などで平積みにされたタイヤを狙った窃盗事件が7月に入り、神奈川県の湘南地域で相次いでいる。平塚市で3件起きているほか、茅ケ崎市と寒川町で1件ずつ発生。県警は同一犯の可能性もあるとみて調べている。

 平塚署によると、21日午前4時50分ごろ、平塚市下島の中古車販売業者で軽トラックの荷台に積んでいたタイヤ4本が盗まれた。敷地内の防犯カメラには男がタイヤを運び出す様子が映っていた。男は50歳すぎとみられ、青色の帽子と紺色の長袖シャツ姿だった。

 同市内では、他にも2件発生。7日夜から8日正午にかけては同市四之宮の住宅で、15日午後から16日朝にかけては同市岡崎の住宅で、それぞれスタッドレスタイヤ4本が被害に遭った。

 また茅ケ崎署によると、8日朝から翌9日朝にかけて、茅ケ崎市堤の自動車部品販売店敷地内でタイヤ8本、23日には寒川町田端の資材置き場でタイヤ16本が盗まれた。

 両署によると、いずれもタイヤは平積みの状態で屋外に保管されていた。両署は転売目的による犯行とみて調べている。

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