夏を彩るカノコユリ 九十九島で見ごろ

 佐世保市の九十九島で、市の花、カノコユリが見ごろを迎え、島の夏を彩っている。遊覧船から見ることができ、8月上旬まで楽しめそう。
 九十九島ビジターセンターによると、九州西海岸の日当たりの良い林の周辺などに生育。イノシシ被害や盗掘で減り、環境省と県は絶滅危惧II類、市は絶滅危惧IB類に選定している。
 九十九島では、例年より1週間早い9日に開花を確認。赤い斑点のある花びらが青空に映えている。センターの大谷拓也センター長(62)は「九十九島を代表する花。ぜひ船上から楽しんでほしい」と話した。

青空に映えるカノコユリ=九十九島

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