佐世保高1同級生殺害4年 命の尊さ考える 学校で集会

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 佐世保市の高1女子同級生殺害事件から4年になるのを前に、被害生徒と加害少女が通っていた高校で23日、全校集会があり、生徒らが校長の講話を通し命の尊さや生きる意味を考えた。
 生徒や教職員ら約1090人が参加。校長は「先祖から長い命のバトンがつながってきて私たちは存在している。たとえどんな境遇に陥ったとしても、与えられた時間を楽しみ、充実させることが大切」と呼び掛けた。その後、被害生徒に黙とうをささげた。
 昨年までは生徒が合唱や詩の朗読をするなど主体的に取り組んできたが、今年は校長の講話のみとなった。集会後の会見で校長は「年間を通して命の教育はしており、集会が生徒主体でなくなったから風化が進む、とは考えていない」と説明した。
 学校によると、気持ちが動揺して高校3年の女子生徒2人が集会を欠席した。事件の影響でカウンセリングを受けた生徒は昨年度からいないという。
 事件は2014年7月26日に発生し、県警は翌27日に殺人容疑で少女を逮捕。長崎家裁は15年7月、少女を医療少年院に送致する保護処分を決定した。

全校集会で被害生徒に黙とうをささげる生徒ら=佐世保市内