「小さい子供からおじいちゃん、おばあちゃん、ハンディキャップのある方々みんなが休日に集まれるビーチが、僕の理想なんです」
そう語るのは、地元の湘南・茅ヶ崎を拠点として活動しているプロサーファー、大橋海人選手。
理想の“ユニバーサルビーチ”を実現するため、「海」をキーワードにさまざまな垣根を超えるサーフィン体験イベントを開催した。
大橋選手は友人でもあるシドニーパラリンピック金メダリストの葭原滋男選手との雑談から、このイベントを思いついた。
ハンディキャップを抱えていると、「海に行きたい、サーフィンをしたい」となかなか言い出しづらい。
そんな人たちに、海での思い出を作る場を提供したいという想いが企画を作った。
今年で2回目の開催となるこのイベントは、プロのサーフィン大会の隣で行っているため、参加者は日本のトップサーファーたちから指導を受けることができ、トップサーファーたちにとってはサーフィンが楽しくて仕方なかった頃の気持ちを思い出させてくれる。「お互いにとって良いことしかない」イベントとなっているという。
「このイベントを良い意味で踏み台にしてもらって、日本中、世界中にこの輪が広がっていけば、僕は本当に幸せです」
プロサーファー・大橋選手が見つめる“その先の自分”とは。
大橋海人(おおはし かいと)
1992年2月16日生まれ 26歳 神奈川県出身 レプロエンタテインメント所属
地元の湘南・茅ヶ崎を拠点として日々進化を遂げる若手のホープ。数々のコンテストで優勝を飾り、2009年にはJPSA公認プロを取得。その年の「ルーキーオブザイヤー」受賞。
2013年には24年ぶりに開催された、伝説の大会“稲村サーフィンクラシック”で優勝を果たした。2015年「WSL Japan Regional Champion」に輝く。世界に近いサーファーとして今後の活躍が期待されている。
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