ゲッツーにならない男・日本ハム西川 今季、規定打席到達者でわずか1人

日本ハム・西川遥輝【写真:荒川祐史】

今季ここまで390打席に立って併殺打は一度もない

 セ・パ通じて規定打席到達者で唯一、併殺打がゼロの選手がいる。それは、北海道日本ハムの西川遥輝外野手だ。

 西川は俊足が持ち味の選手で、2014年(43盗塁)と2017年(39盗塁)に盗塁王に輝き、今季もここまでリーグ2位の26盗塁をマーク。特に今季は27度の盗塁企図で失敗はわずかに1と、高い成功率を誇っている。

 そんな俊足の西川は、今季ここまで390打席に立って併殺打は一度もない。盗塁ランキング上位の選手の併殺打数を見ると、西川を上回る27盗塁をマークする西武・源田壮亮内野手は5併殺、リーグ3位の25盗塁のロッテ・中村奨吾内野手が7併殺。リーグで最も併殺打が多いのは日本ハム・中田翔内野手の12併殺となっている。

 今季併殺打がゼロの西川選手だが、プロ通算8年間、3251打席立って併殺打数はわずかに13。昨年は併殺打が6あったが、規定打席に到達した2014年から16年までの3年間でたったの2併殺という驚きの数字だ。

 特に2016年には2009年の日本ハム・田中賢介内野手以来となるシーズン併殺打なしを記録。2015年9月3日のロッテ戦から2017年5月4日のロッテ戦にかけて751打席連続無併殺打をマークしている。

 今季も打席が多く回る上位打線での出場が多い西川。優勝争いを繰り広げるチームで2年ぶりに“シーズン無併殺打”で終えることができるかに注目だ。(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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