1957年7月の諫早大水害から61年を迎えた25日夜、諫早市中心部の本明川一帯で、諫早万灯川まつりがあった。万灯2万3千個と花火2千発の光が夜空を彩り、犠牲者を追悼した。
諫早大水害は集中豪雨の影響で本明川などが氾濫し、死者・行方不明者630人を出した。川まつりは、市と諫早商工会議所、諫早観光物産コンベンション協会が開き61回目。
午後8時のサイレンに合わせて市民が黙とう。河川敷の万灯にろうそくの明かりがともされた。式典で宮本明雄市長は「今月初めの西日本豪雨で諫早市に初の大雨特別警報が発令された。近年、自然災害が各地で相次ぎ、常に防災意識を持ち続けることが重要」と安全、安心なまちづくりへの決意を新たにした。
同日、市内各地でも慰霊祭などが営まれ、祈りに包まれた。
諫早大水害から61年 万灯川まつり 花火で犠牲者追悼、防災誓う
- Published
- 2018/07/26 15:59 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 17:55 (JST)
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