猛暑で車のバッテリーも悲鳴 救援依頼相次ぐ JAF「子ども閉じ込めにも注意」

 連日の猛暑で車のエアコンの使用が増え、バッテリーが上がるトラブルが相次いでいる。JAF長崎支部によると、今月1日からの23日間、県内のバッテリー上がりによる救援依頼は391件で近年の平均を上回っている。同支部は「バッテリーを小まめに点検し、3年を目安に早期に交換することが望ましい」と呼び掛けている。
 県内では各地で35度以上の猛暑日が続く。同支部は、バッテリーへの負担が大きいエアコンの使用を比較的抑える対策として「駐車時にサンシェードを使用し、数センチ程度窓を開ける」などを挙げる。
 また県内では今月、子どもを車内に閉じ込めてしまうトラブルが前年同期比1件増の10件発生(23日現在)。うち1件は緊急を要するケースだったという。
 気温35度の炎天下では、エンジン停止後15分で車内が熱中症により命に危険が及ぶ高温状態となる。エアコンが突然止まってしまうこともあるので、同支部は「短時間であっても子どもを車内に残さないでほしい」と注意を喚起する。

© 株式会社長崎新聞社