アクテック、ドローン専用アルミケース開発 防災・測量・映像関係から引合い

 アルミケースのトップメーカー、アクテック(本社・大阪府枚方市、社長・芦田庄司氏)はこのほど、「ドローン専用アルミケース」を開発した。専用アルミケースにはドローン本体、コントローラー、予備バッテリー3個、予備カバー2個、バッテリー充電ハブ1個を、上下2段に分けて収納できる。

 芦田社長は「トイ・ドローン『tello』を自社購入したことを機に、専用アルミケースを開発した。7月中旬にメールマガジン『アクテックいれもん通信第162号』で紹介したところ、防災・測量・映像関係など多くの方から引き合いがあった。新たな需要分野として力を入れていきたい」と話す。

 「tello」はカメラ付きでスマートフォンとWi―Fiで接続することにより、操作と写真・動画撮影が可能となっている。

 アクテックは1972年の設立。各種アルミケースやソフトケースなどを生産している。金属・木工・化成品加工や縫製など、同業他社では行っていない自社一貫生産が特長であり、強み。ISO認証(品質・環境)は取得済み。従業員は58人。

 アルミケースは独自製品GRなど6種を展開し、月間約2千台を生産している。これまでにのべ約8千台を納入した「電子機能を持ったアルミケース」など、独自製品を持つ。

 1990年から社会貢献活動にも熱心に取り組んでおり、障がい者の就労支援として現在6名が勤務している。

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