最下位低迷も勝利にこだわるメッツ 見事な逆転勝利

【パドレス4-6メッツ】@シティ・フィールド

メッツが2点を追う5回裏に3本のタイムリーで4点を奪って逆転勝利。新人右腕のコリー・オズワルトは通算5度目の先発で嬉しいメジャー初勝利をマークした。5回裏のメッツは一死二塁からケビン・プラウェッキーのタイムリーで1点を返し、さらに二死一、二塁として代打のフィリップ・エバンスが同点タイムリー。その後、ダブルスチールで二死二、三塁とチャンスを広げ、アメッド・ロサリオのタイムリーで2点を勝ち越した。続く6回裏にはホゼ・バティースタが8号2ランを放って4点差。オズワルトは代打を送られた関係で5回62球2失点で降板したものの、リリーフ陣がパドレスの反撃を2点に抑え、6対4で逃げ切った。

「メジャー初勝利は特別だよ。特にパドレスが相手だったからね」とオズワルトは喜びを語ったが、サンディエゴ出身のオズワルトはパドレスファンとして育った。それだけに喜びもひとしおだろう。また、メッツのミッキー・キャラウェイ監督は5回裏のチャンスでオズワルトに代打を送る決断をした。クローザーのジューリス・ファミリアを放出し、主砲のヨエニス・セスペデスが今季絶望となるなか、勝利にこだわらず若手に経験を積ませることを優先するという選択肢もあったはず。キャラウェイは「オズワルトはまだ若いから大事に育てたいんだ」と意図を説明したが、若手に勝利の味を経験させたいという親心もあったのではないだろうか。

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