ブラックモンが初のサヨナラ弾 ロッキーズ接戦を制す

【アストロズ2-3xロッキーズ】@クアーズ・フィールド

前日の試合でアストロズに決勝点を献上するきっかけとなるエラーを犯したチャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)が、2対2の同点で迎えた9回裏に自身初のサヨナラ弾となる20号ソロをセンター右へ叩き込み、チームを勝利に導いた。ロッキーズは先発のジョン・グレイが4回表に2点を失ったものの、7回97球を投げてアストロズ打線にわずか1安打しか許さない快投を披露。7回裏には一死満塁のチャンスを作り、ノーラン・アレナードのファウルフライを三塁手のJ.D.デービスがダグアウトに倒れこみながら捕球している間に、三塁走者のライメル・タピアが快足を生かして同点のホームに飛び込んだ。2番手のアダム・オッタビーノと3番手のウェイド・デービスはアストロズ打線にヒットを許さず、ロッキーズ投手陣は強打のアストロズ打線を1安打に封じ込めた。

「これが野球の美しさだよ」とブラックモンは自身のサヨナラ弾について語った。「自分のミスを引きずるのもいいけど、すぐに次の試合に向けて切り替えることも大切なんだ。(自分のミスを挽回できることが)野球の良さだからね。シーズンは長いからミスを挽回するチャンスはたくさんあるんだよ」とブラックモン。大きなミスを犯した次の試合でそのミスを挽回してしまうあたり、流石オールスター選手と言えるだろう。ロッキーズはア・リーグ西部地区の首位を走るアストロズとの2連戦を1勝1敗で終え、直近21試合で16勝5敗と好調を維持。地区2位のダイヤモンドバックスと1ゲーム差、地区首位のドジャースとも1.5ゲームしか離れておらず、ワイルドカード2位とのブレーブスとも1.5ゲーム差となっている。このまま好調を維持できれば、球団史上初となる2年連続のポストシーズン進出も夢ではなさそうだ。

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