東芝メモリの北上市新製造棟建設始動

鉄骨使用量5~6万トン

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 東芝メモリ(本社・東京都港区、社長・成毛康雄氏)は24日、岩手県北上市の北上工業団地に建設する新製造棟(K1)の起工式を行った。

 3次元フラッシュメモリの生産能力増強を目的とし、施設規模は鉄骨造5階建、延べ床面積約20万平方メートルと同社保有施設では最大規模。人工知能(AI)を活用した生産システムを導入するほか、免震構造や最新の省エネ製造設備を採用する。

 鉄骨使用量は推定5~6万トンで、東北および他地区の鉄骨ファブリケーター間で加工量をおおむね折半し、複数工区に分けて施工する。今春から鋼材手配、鉄骨製作に着手しており、9月から建て方を開始し、19年秋の竣工を目指すスケジュール。

 市場動向を踏まえ、複数棟化する拡張計画があるほか、周辺に関連工場の立地も見込まれている。東北地区ファブリケーターは首都圏案件に加え、今回の東芝メモリをはじめ半導体、自動車関連分野の好調な民間設備投資を受け、上位グレードを中心に高操業状況が当面続きそうだ。