ブリュワーズがブルペン強化 Wソックスからソリアを獲得

ブレント・スーターの離脱により先発投手の補強を必要としているブリュワーズだが、トレード市場での補強第1弾はブルペンの強化となった。日本時間7月27日、ブリュワーズは若手投手2名を放出してホワイトソックスからホアキム・ソリアを獲得するトレードが成立したことを発表。通算613登板の実績を誇る経験豊富なベテラン右腕がブリュワーズの強力ブルペンに加わった。

今年1月の三角トレードでホワイトソックスに加入したソリアは、ここまで40試合に登板して0勝3敗16セーブ、防御率2.56をマーク。クローザーとして安定した働きを見せていた。特に直近25登板では防御率0.74と素晴らしいパフォーマンスを見せており、ブリュワーズでも勝ちパターンの一角を担うことが期待される。また、来季の契約は年俸1000万ドルの相互オプションとなっており、必ずしも残り半年の「レンタル」でない点もブリュワーズ側には魅力に映ったようだ。

ソリアは「チームを手助けするためならどんな役割でもこなすつもりだよ」と新天地に向けての意気込みを口にした。ブリュワーズではコリー・クネーベル、ジョシュ・ヘイダー、ジェレミー・ジェフレスといったオールスター投手たちとともに、勝ちパターンの継投を担うことになりそうだ。

一方、ホワイトソックスへ移籍するのはコディ・メデイロスとウィルベル・ペレスの2投手。メデイロスは2014年のドラフトで全体12位指名を受けた22歳の有望株左腕であり、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングではブリュワーズの13位にランクイン。今季はAA級で20試合(うち15先発)に登板して7勝5敗、防御率3.14をマークしている。また、ペレスはドミニカ共和国出身の20歳の右腕であり、昨年7月にブリュワーズと契約。今季はドミニカ共和国のサマーリーグで8試合に先発して5勝1敗、防御率2.01という成績を残している。

© MLB Advanced Media, LP.