『ESPN』は26日、「リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、アメリカはクリスティアン・プリシッチに頼りすぎるなと警告した」と報じた。
現在インターナショナル・チャンピオンズカップのためにアメリカを訪れているリヴァプール。
クロップ監督がかつて率いたドルトムントにはアメリカ代表の新星クリスティアン・プリシッチがいることから、彼についての質問を受けた。
『ESPN』のインタビューでそれに応えたクロップ監督は、彼に頼るよりも、プリシッチのような選手を増やすことのほうが重要だと語ったとのこと。
ユルゲン・クロップ 「プリシッチは、ビッグプレイヤーになるためのものを全て備えていると思う。
彼はすでに浮き沈みを経験してきた。それは成長のために、彼が今いるレベルにとっていいことだよ。
しかし、彼のことをあまりにも多く話しすぎるのなら、それは彼のためにならないよ。
この国は大きすぎるし、プリシッチ一人に何かをやらせるには選手が多すぎる。
エジプトがムハンマド・サラーとともにやっているようにやれれば、プリシッチはアメリカのためになる。
プリシッチはとても若い男の子だ。サッカーをさせてやろうよ。成長して、いい選手だと言えるときまで、大きな物語を作らないでくれ。
一人でアメリカのサッカーに責任をもつことはできない。誰もそんな仕事はできないのだから。
このような選手が増えれば、アメリカはチャンスがあると言えるよ。プリシッチだけしかいないならチャンスはない。
それだけで物事は簡単になるし、あまり話をする必要もなくなるよ」