アスレチックスが4連戦スイープ 貯金は今季最多18に

【アスレチックス7-6レンジャーズ】@グローブライフ・パーク・イン・アーリントン

快進撃を続けるアスレチックスは、レンジャーズ4連戦の最終戦に7対6で勝利し、敵地での4連戦を見事スイープ。連勝を6に伸ばし、貯金を今季最多の18とした。アスレチックスは3対3の同点で迎えた4回表にダスティン・ファウラーとニック・マルティーニのタイムリー三塁打などで3点を勝ち越し。1点リードで迎えた8回表にはジョナサン・ルクロイが犠牲フライを放って貴重な追加点を叩き出し、結果的にはこの1点が両軍の勝敗を分けた。マット・チャップマンは12号ソロのほか、2本の三塁打を放ち、3打数3安打の活躍。先発のトレバー・ケーヒルは5回5失点ながら今季2勝目(2敗)、最後を締めくくったブレイク・トライネンは27セーブ目をマークした。

誰もが予想しなかった快進撃でポストシーズン進出に向けて着実に前進しているアスレチックス。直近34試合だけで27勝7敗と20もの貯金を作っており、ワイルドカード2位かつ地区2位のマリナーズとは1ゲーム差、地区首位のアストロズには6ゲーム差に迫っている。また、この試合ではファウラー、マルティーニ、チャップマン(2本)と合計4本の三塁打が飛び出したが、これは球団では1967年8月29日(現地時間)のインディアンス戦以来51年ぶりの快挙。チャップマンは本塁打1本と三塁打2本を放ったが、これは2000年以降ではメジャー全体で8人目、球団では2000年のアダム・ピアット以来18年ぶりのことだった。「リードしてブルペンに繋げば勝てると思っている」とチャップマンが語るように、投手と野手が信頼し合い、良いムードで戦うことのできているアスレチックス。ポストシーズン圏内に浮上するのも時間の問題かもしれない。

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