イェリッチが3安打で打線を牽引 ブリュワーズ逃げ切り

【ブリュワーズ7-5ジャイアンツ】@AT&Tパーク

ナ・リーグ中部地区首位のカブスを2.5ゲーム差で追うブリュワーズは、クリスチャン・イェリッチが14号同点ソロを含む3安打2打点の活躍を見せるなど、打線が13安打7得点と奮起。リリーフ陣がややもたついたものの、試合終盤に奪ったリードを守り抜き、7対5で逃げ切って敵地でのジャイアンツ4点戦の初戦を制した。ブリュワーズは2対2の同点で迎えた8回表にライアン・ブラウンとエリック・クラッツのタイムリーで2点を勝ち越し。1点差に迫られた直後の9回表にはヘスス・アギラーのタイムリーとトラビス・ショウの19号2ランで3点を追加してジャイアンツを突き放した。1回1/3を無失点に抑えた3番手のジョシュ・ヘイダーが今季3勝目(0敗)をマーク。ジャイアンツは先発のデレック・ロドリゲスが好投したものの、リリーフ陣が誤算だった。

ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督は接戦をモノにすべく、ヘイダー、ジェレミー・ジェフレス、コリー・クネーベルといった勝ちパターンを担う投手を惜しみなく投入した。この日、ブリュワーズはホワイトソックスからトレードでホアキム・ソリアを獲得し、近日中にはマット・アルバースも戦列に戻ってくる。「彼らが加わることでもっと積極的にブルペンを使うことができるだろう」とカウンセルはブルペンを武器に戦うことを明言している。この試合ではジェフレスとクネーベルが失点してしまったものの、ブリュワーズのブルペンが質量ともにメジャー有数の充実度を誇っていることは誰の目にも明らか。レギュラーシーズンの残り試合、そしてポストシーズンを戦ううえで、ブリュワーズの強力ブルペン陣は他球団の脅威となりそうだ。

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