『Football London』は26日、「アトレティコ・マドリー戦でスーパーゴールを決めたアーセナルMFエミール・スミス=ロウは何者か」という記事を掲載した。
まだトップチームで一試合も公式戦に出ていない選手であるが、ウナイ・エメリ監督の期待に応え、プレシーズンで結果を残した。
この新星17歳は一体どんな選手なのか?
生い立ち
エミール・スミス=ロウはイングランドのU-16~18で代表チームに入った経験を持っており、アーセナルのヘイルエンド・アカデミーで育成されてきた。
彼は9歳でアーセナルに加入する前、チェルシーでトライアルを受けていたという経験もある。
また、アーセナルに入ってからもトッテナム・ホットスパーやバルセロナからの引き抜きがあったが、チームに残ることを決断してサポーターに愛された。
ポジション
通常スミス=ロウは左ウイングでプレーするが、FAユースカップの決勝では中央のポジションに配置された。センターもこなす応用力を見せている。
ボールを持てば良いパサーでもあり、とてもダイレクトな選手だ。ウナイ・エメリ監督が4-2-3-1を使うなら、2列目のどこでも起用できる。
速くて、テクニックがあり、ゴールを奪えるポジションに入っていける。仲間に多くのチャンスを作ることができる。
スミス=ロウは昨季ユースレベルで13ゴール4アシストを記録しており、その実力を見せつけている。
優れたパフォーマンス
昨季のFAユースカップ準決勝2ndレグのブラックプール戦、彼はその試合の中で最も優れた選手であった。あの夜、若いアーセナルはとてもいい夜を過ごした。
33分にハーフウェー付近でボールを受けたスミス=ロウは、そのまま中央をドリブルで持ち上がり、そのままゴール前まで持ち込んでPKを奪った。
5-0の勝利に貢献した彼の個人能力は、この試合のハイライトであった。
また、準々決勝のコルチェスター戦でも彼は素晴らしいフリーキックを決めている。
トップチームでのチャンスは?
スミス=ロウは昨季ファーストチームのトレーニングに参加しており、ジャック・ウィルシャーにその才能を驚かれていた。
ジャック・ウィルシャー
「彼はユースカップを通じて素晴らしいよ。ファーストチームで練習をした時、場違いには見えなかったし、チャンスを得られる兆しを持っている。ただこのクラブでプレーするのは難しいことだと分かっているけどね。
いい選手が成功せずに終わるのを何年も見てきたと思うが、彼は少し特別だ。大きなチャンスがあると思うよ」
2018-19シーズンの目標は
アーセナルは1月に獲得したヘンリフ・ムヒタリャンをはじめとして数多くの攻撃的MFを抱えている。
さらにメスト・エジルやアレックス・イウォビもおり、さらに新しいウインガーを獲得しようと考えているという。
スミス=ロウは今季デビューを目指すべきであるが、カラバオ・カップでいくつかのチャンスが得られるだろう。
そしてなにより、U-23とU-18のレベルでいいパフォーマンスを続けていくことが重要になるはずだ。