『Chronicle Live』は26日、「ニューカッスル加入が近づいている日本代表FW武藤嘉紀とは何者か」という記事を掲載した。
マインツ05から交渉が原則的合意に至ったと発表され、武藤がイングランドに移籍する日は刻々と近づいている。
ニューカッスルの現地メディアである『Chronicle』は武藤嘉紀についての情報を以下のように紹介している。
基本情報
彼は26歳で、マインツ05のストライカーとして活躍している。
今夏行われたロシアでのワールドカップでは、日本代表のメンバーに選ばれていた。
昨季はどうだった?
マインツ05の公式戦30試合に出場した。そのうちブンデスリーガでは27試合で、残留争いを戦っていた。
最終的にマインツ05は降格圏から3ポイント離れてフィニッシュした。5週間前には残留圏内に入っていなかったのに。
彼はリーグで8得点をあげ、カップ戦ではさらに3得点を決めている。
マインツの前のキャリアは?
彼はJリーグのFC東京から2015年5月にドイツへと渡り、マインツと4年契約を結んだ。つまり、来年夏には満了の時を迎える。
FC東京では51試合に出場して23ゴールを決めた。ブンデスリーガでのデビューシーズンで7ゴール、次年度に5ゴールを記録している。
恩師はなんと評する?
ランコ・ポポヴィッチは、2013年に武藤嘉紀にチャンスを与えた監督であり、彼は以下のように話している。
「彼のポテンシャルは素晴らしかった。ムトウのような知的な選手は長い間見たことがなかった。
特別な男だ。普通の選手ではない。ムトウは貴族のようだ。彼は誰とも違う。良い家族の中から来て、良い教育を受けて、大学にも通った。
とても賢く、インテリジェントな男だ。誰もが学べることではないものを備えているよ」
彼のスタイルはどんなもの?
ポポヴィッチ監督は、武藤のスピードに焦点を当てた。
「彼はとても速かった。スピーディで、とても強い。そして非常に自信を持っている。大きな自信がある。
我々の練習で、ムトウは常にチャンスを得ていた。彼は毎試合10~12回のチャンスを迎える」
マインツで指揮を執っていたマルティン・シュミットは、武藤が2015年にドイツでデビューした際、こう語った。
「彼はただ立っていてボールを待つようなストライカーではない。ヨシはエンジンと情熱を持っている。かつて所属していた岡崎慎司がやっていたようなことをした。
私は彼のプレーに満足していた。彼は執拗にプレッシャーをかけ、相手を苛立たせる。それは我々のディフェンスの最前線であり、おそらく最も重要なポイントだった。
そのハードワークは、我々のディフェンスから多くのプレッシャーを取り除いてくれた」
プレミアリーグに合うだろうか?
ポポヴィッチは2015年の『Bleacher Report』の取材に対し、チェルシー移籍が噂されていた武藤についてこう語った。
「もし彼がプレミアリーグに行くならば、間違いなく目新しいものになるだろうね。
日本にとって、日本のサッカーにとって、そして武藤にとって大きなことになる。
しかし、日本全土の責任を彼に負わせてはいけない。ただサッカーをしに行くだけなのだから。
自分の道を歩めば、それこそ日本全体が誇りに思える存在になる」
元日本代表GK川口能活はこのように話した。
「彼はフィジカルがあり、チャンスでフィニッシュする力がある。同時にシュートチャンスを作るための仕事もできる。彼はイングランドのスタイルに適合すると思うよ」