明治安田生命・根岸社長 V・ファーレンの練習場訪問 「長崎からメッセージを」

 Jリーグのタイトルパートナー、明治安田生命の根岸秋男社長が27日、長崎県諫早市にあるV・ファーレン長崎の練習場を訪れ、高田明社長と意見交換した。根岸社長は「V長崎の経営は積極性、主体性がある。地域密着がJリーグの良いところなので、平和など長崎発のメッセージをどんどん出してほしい」と要望した。
 根岸社長は、V長崎が強くなった要因や、アウェー会場で長崎をPRするなど注目を集めている高田社長の経営姿勢を知るために訪問した。
 2人は練習場やクラブハウスを視察。高田社長は練習場の脇にある空き地を示しながら「ここにもう一つ、クラブハウスを作りたい」と説明した。隣接する人工芝グラウンドでは下部組織の小学生が練習中で、根岸社長は「日本は育成が大きな課題。このような子どもたちが力を付けることで、V長崎はもっと強くなるはず」と期待した。
 根岸社長は「クラブハウス内に健康に留意した食堂があるなど、思いの部分と科学的な部分がバランス良く整っているクラブだ」と視察の感想を述べた。

高田社長(右)の案内を受けながらV長崎の練習場を視察する根岸社長=諫早市サッカー場

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