県内がん検診受診率 波佐見、佐々が上位 長崎市は県平均下回る

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 2016年度の県内21市町のがん検診受診率は、東彼波佐見町と北松佐々町が高率で上位だったことが県のまとめで明らかになった。特に波佐見町は五つ(胃、大腸、肺、子宮頸(けい)、乳)のうち、胃を除く四つでトップ。同町は受診希望者に年3回、受診するよう案内を出しており、意識付けにつながっているとしている。
 がん検診は任意。胃、大腸、肺は40歳以上の男女が対象で年1回、乳は40歳以上、子宮頸は20歳以上がそれぞれ対象で2年に1回を目安としている。
 県平均の受診率は▽胃10・8%▽大腸9・1%▽肺11・8%▽子宮頸14・5%▽乳13・4%-だった。16年度から算出方法が異なり、15年度との比較はできない。
 市町別に見ると、波佐見町は胃(24・7%)、大腸(29・3%)、肺(35・9%)、子宮頸(43・2%)、乳(48・5%)といずれも上位で、県平均を約13~35ポイント上回った。佐々町は大腸(25%)、肺(29・5%)、乳(34・1%)の三つで2位。両町とも、五つのがんで上位5位以内だった。
 一方、都市部の多くで受診率が低い。特に長崎市は大腸(3・5%)、肺(5・1%)、乳(7・7%)はいずれも最下位で、全て県平均を約2~6ポイント下回った。同市は、受診しやすいように休日や夜間検診を実施しており、今後も「広報紙に載せるなどして啓発していきたい」としている。
 県医療政策課によると、胃、大腸、肺、乳各がんは40代から、子宮頸は20歳以上で発症者が増える傾向にある。県も広報番組やリーフレットで受診を促していく考え。