お店で売るための商品をメーカーや生産者から仕入れる「バイヤー」という仕事をしています。アクセサリーと化粧(けしょう)品売り場の担当(たんとう)で、バイヤーになって3年目。販売(はんばい)スケジュールを立てたり、在庫(ざいこ)や売り上げの管理なども任(まか)されています。
勉 強
高校卒業後に入社。初めての担当はアクセサリー売り場でした。販売員の基本(きほん)である包装(ほうそう)やディスプレーの仕方を先輩(せんぱい)から教わりました。例えばディスプレーは、小さい物から大きい物に、淡(あわ)い色から濃(こ)い色にというように、商品がすてきに見えるように工夫。見せ方一つで売り上げも変わるので、とても大切です。
ここで9年間の経験(けいけん)を積んで、次に担当したのはお客さまにメークをしながら商品を説明する美容(びよう)部員の仕事。研修(けんしゅう)を受けて必死に仕事を覚えました。同じデパートで働いていても、売り場が変われば一からのスタート。でも、たとえ同じ職場(しょくば)にいても、新製品(せいひん)がどんどん出るし、勉強し続けなくてはなりません。お客さま目線の売り場づくりを目指しています。
計 画
デパート業界は6月にはもうクリスマス用商品の計画を立てます。半年先を見越(こ)して商品の仕入れを考えなくてはいけません。そのため、セミナーや展示(てんじ)会に参加して、ファッションのはやりについて情報(じょうほう)を集めたり、化粧品メーカーの人から新製品について教えてもらったりするのもバイヤーの役割(やくわり)。雑誌(ざっし)やインターネットを使い、今何が売れているのかもチェックします。お客さまが手に取って見る商品はどれか、よく売れる価格(かかく)帯は-。店頭でのリサーチも欠かせません。
笑 顔
通常(つうじょう)の売り場だけでなく、期間限定(げんてい)で行うイベントに出店してもらうお店をさがして交渉(こうしょう)もします。自分が計画したイベントにたくさんのお客さまが興味(きょうみ)を持ってくれて、「あれ良かったよ。次はいつ入荷するの?」と声をかけられると、とてもやりがいを感じます。笑顔であいさつし、お客さまに「浜屋に来て良かった。また来たい」と思ってもらえるようなサービスをこれからも心がけていきたいです。