猛暑でキャベツやレタスなど野菜高騰 西日本豪雨影響も

「ゆめマート九品寺」の葉物野菜コーナー。猛暑などの影響で近年にない高値が続いている=27日、熊本市中央区

 キャベツやレタスなど葉物を中心に、野菜の価格が高騰している。連日の猛暑の影響で、群馬や長野など主要産地の生育に遅れが出ているのが主因。猛暑は今後も続く見通しで、流通関係者は価格への影響が長期化することを懸念している。

 熊本市西区の熊本大同青果では、キャベツ、レタス、ハクサイの出荷量が昨年の今ごろに比べて半分近くに減っているという。

 品物によっては卸売価格が昨年同期比3・5倍などと高値で推移しており、全品目の平均単価も1キロ当たり230円と1・5倍に。同社の竹原由幸専務(55)は「近年にない高値」と話す。

 小売店の店頭価格にも影響が及び始めている。26日から長野県産の野菜を集めたフェアを始めた同市中央区の「ゆめマート九品寺」では例年、158~198円で並べるキャベツを258円(税抜き価格)で販売中だ。

 「単価が上がれば売り上げも増えるが、ほぼ仕入れ値で販売しており、利益は出ない」と青果担当の竹野浩太郎さん(28)。品定めしていた同市南区の派遣社員の女性(47)は「どんどん高くなっているので、カット野菜や使い切りサイズを買うようにしている」と話した。

 西日本豪雨も高値の一因。九州では福岡県内で大きな被害が出たため、同県産のホウレンソウやシュンギクなどの入荷が減り、今後さらに価格が上がる可能性があるとみられている。

 一方、県内の葉物野菜には今のところ猛暑の影響は出ていないようだ。全般的に野菜が品薄になっている影響で価格は上昇気味だが、JA阿蘇によると、冷涼な気候を利用し生産しているホウレンソウやキャベツなどの生育に大きな影響は出ていないという。(澤本麻里子、植山茂)

(2018年7月28日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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