トレードで鷹入団の松田遼馬が会見「やってやろう」 背番号は「42」

ヤフオクドーム内で入団会見を行った松田遼馬【写真:藤浦一都】

チームには松田宣浩がおり、ユニホーム表記は「R.MATSUDA」

 阪神からソフトバンクへトレードとなった松田遼馬投手が28日、ヤフオクドーム内で入団会見を行った。飯田優也投手との交換トレードでホークスの一員となる松田遼は「チームの優勝に貢献出来るように頑張ります。よろしくお願いします。今はやってやろうという気持ちがあります」と決意を述べた。背番号は「42」。チームには松田宣浩内野手がいるため、スコアボードの表記は「松田遼」、ユニホーム表記は「R.MATSUDA」となる。

 長崎・波佐見高校から2011年のドラフト5位で阪神に入団した松田遼。2年目の2013年に1軍で27試合に登板するなど、1軍登板111試合の実績を持つ。力強い真っ直ぐが最大の武器で「パ・リーグの打者は本塁打もありますし力強く振ってくる。そういう打者を抑えて生きたい。強い真っ直ぐが売りなので、そこをアピールしていきたいです。必要とされるところで役割を果たしていきたい」と語った。

 守護神のサファテやセットアッパーの岩嵜が故障で離脱し、キューバ人左腕のモイネロも不振でファームに降格となっているソフトバンク。リリーフ陣の台所事情は苦しく、今いる面々にも大きな負荷がかかっている。ソフトバンクの三笠杉彦球団統括本部本部長は「強いボールを投げる投手として高く評価していた。(飯田と同様に)いいところを持っているけど、チーム事情でなかなか1軍の機会がない中で阪神さんと話がまとまった。1軍のセットアッパーとして期待している」と、トレードの狙いを説明した。

 新たにチームメートとなる松田宣浩は「熱男!」のパフォーマンスで有名。この日フォトセッションでカメラマンから「熱男!」のパフォーマンスを求められ、それに応えた松田遼だったが、「まずはプレーで喜んでもらえるようにしたいです」。ソフトバンクの厳しい台所事情を救う救世主として期待される。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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