高血圧、高血糖 放置で透析増 健診で「要治療」診断…早く受診を 協会けんぽ熊本支部調査

 全国健康保険協会(協会けんぽ)熊本支部は26日、健康診断で血圧や血糖が「高い」と判定されても治療せずに放置する人が多く、県内の人工透析患者増加の一因となっているとの調査結果をまとめた。同支部では「『要治療』の結果が出たら少しでも早く行動を起こして」と注意を呼びかけている。

 同支部によると、人口100万人当たりの県内の透析患者数は、2010年以降、常に全国ワースト1、2位と高水準で推移している。

 協会けんぽ加入者は県内労働者の約3割。17年度の健診対象の35歳以上は28万人で、実際に健診を受けた人は半数の14万人。そのうち、血圧、血糖が高く「要治療」と診断されたにもかかわらず、3カ月以上も行動を起こさない人が5357人に上った。

 そのうち重症の1455人に電話で治療を勧めたが、9割の1312人が受診を拒否。「時間がない」「自覚症状がない」などを理由にするという。

 透析理由の55%が生活習慣に起因するため、同支部は「健診の受けっぱなしは、受けないのと同じ。治療の必要性を自覚して」と話している。(松本敦)

(2018年7月28日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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