ミドルの精度突破力磨く 中西良太が日本代表PFで国際大会出場 五輪、W杯へ決意新た

日本代表として初出場したウィリアム・ジョーンズ・カップを振り返る熊本ヴォルターズの中西良太=熊本市中央区

 バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)熊本ヴォルターズの中西良太(29)が、日本代表のパワーフォワード(PF)として14~22日に台湾で開かれたウィリアム・ジョーンズ・カップに出場した。初代表として臨んだ国際大会の印象や今後の課題などを聞いた。

 大会は台湾、カナダなど9チームが総当たりのリーグ戦で競い、日本は若手中心で臨み3勝5敗で6位だった。中西は先発4試合を含む6試合に出場。第1戦の台湾戦は31分間プレーし、67-74で敗れたものの12得点9リバウンド。イランとの第2戦も27分間で14得点6リバウンドをマークした。

 その活躍にも「海外の選手たちのフィジカル(身体)の強さ、ボールへの執着心に驚いた。日本はハングリーさが足りないと実感した」と慢心していない。自身の課題として、当たり負けしない体づくりにミドルシュートの精度向上、ゴール下への突破力を挙げた。

 29歳は今回の代表最年長。「プレーで引っ張りつつも、コミュニケーションを取りやすいよう、こちらから話し掛けるように心掛けた」。代表の主将は、熊本のチームメート並里祐(たすく)の弟で、B1琉球の並里成(なりと)だった。「初めて一緒にプレーしたが、祐さんを上回る気の強さで積極的にゴールに向かっていた。沖縄独特のリズム感など似ている部分もあり、合わせやすかった」

 自身初の国際大会を振り返り、「日の丸を背負う責任の大きさを実感した」と語り、2020年東京五輪やワールドカップ(W杯)出場を目標に掲げる。Bリーグ1部(B1)で活躍すれば代表入りへの近道になるが、複数のチームからの誘いを断り残留を選択した。熊本在籍は5季目となり「今まで応援してくれたファンのために、B1昇格を果たさずに去るわけにはいかない」。9月末からの新シーズンを「(昇格への)最後の挑戦」と強い決意で臨む。

 既に始動している新チームに27日に合流した。「体力面の不安は全くない。新メンバーとのプレーが楽しみ」と胸を躍らせる。(中村美弥子)

(2018年7月28日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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