廃止予定の八代市立病院 病床移転、2病院に65床

 熊本県八代市は27日、本年度末の廃止を予定し、一般病床の再編移転を模索している市立病院(同市妙見町)について、全66床のうち熊本総合病院(同市通町)に56床、八代北部地域医療センター(氷川町)に9床の計65床に減らして移す再編計画を明らかにした。

 市立病院の外来診療機能は、熊本総合病院が現地での継承に前向きな姿勢を示しており、市は来年4月の事業譲渡を目指し詳細な協議に入る。

 八代地域の一般・療養病床は医療法に基づく基準数より多いため、再編移転では病床数を減らす必要があり、県が今後、1減を求めて厚生労働省と協議する。再編計画はこれを前提に市と両医療機関が策定。市立病院は慢性期医療を担っていたが、移転する病床は八代地域に不足している回復期医療などに活用するとしている。

 市立病院は耐震強度不足のため、熊本地震後に入院病棟を閉鎖。再建に多額の費用が掛かり、赤字経営も予想されることから、市は昨年12月に廃止方針を表明。近くにはほかに病院がなく、地元住民が外来診療の継続を求めている。(益田大也)

(2018年7月28日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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