【卓球】絶対的エースの意地 石川佳純が日本人対決で全勝<ITTFオーストラリアOP 女子4日目の結果>

*写真は2018ワールドツアー韓国オープン女子シングルス準決勝の石川佳純(全農)

<ITTFワールドツアープラチナ・オーストラリアオープン(ジーロング)、2018年7月24日〜29日>

27日、オーストラリアオープンが4日目となり、女子はシングルスベスト8決定戦〜準々決勝、ダブルスは準々決勝〜準決勝が、石川佳純(全農)・吉村真晴(名古屋ダイハツ)の「かすはる」ペアが出場した混合ダブルスは準決勝が行われた。

女子シングルスでは初戦で安藤みなみ(同74位・専修大学)を破りベスト8決定戦に進出した石川佳純(7月度世界ランキング4位・全農)が芝田沙季(同20位・ミキハウス)と対戦し、ゲームカウント4-1で勝利。

また平野美宇もシンガポールのベテラン、ユ・モンユ(同46位)にゲームカウント4-1で快勝し準々決勝に駒を進めた。準々決勝で現世界女王・丁寧(同17位・中国)と対戦予定だ。去年行われたアジア選手権以来の勝利なるか。

準々決勝では石川佳純が佐藤瞳(同14位・ミキハウス)をゲームカウント4-1で下し、準決勝に進出。石川は初戦から連続して日本人対決を制し、日本の絶対的エースの実力を示した。芝田は近年、サーブの強化に挑んでいるとのことで、特に手首を内側に巻き込むようにして横回転をかける「巻き込みサーブ」は上回転と下回転の判別がしにくく、非常に強力なサーブなのだが、今回石川はそのサーブに対してほとんどミスなく対応していた。

準決勝は石川佳純と平野美宇と丁寧の試合の勝者が対戦する予定だ。(丁寧が平野美宇に勝利したため石川佳純対丁寧の対戦となった。28日12:00時点更新 )

女子ダブルスは準決勝で早田ひな/伊藤美誠ペアと平野美宇/長崎美柚ペアの世界卓球代表ペアの対戦となったが、今回は“みまひな”ペアに軍配が上がった。

女子ダブルス決勝はみまひなペアこと早田/伊藤ペアとカットマンペアである橋本帆乃香/佐藤瞳ペアの対戦となった。日本を背負う若手ペア同士の対決、勝利の女神はどちらに微笑むか。

女子 オーストラリアオープン4日目の結果

女子シングルス

<ベスト8決定戦>
佐藤瞳 4-2 田志希(韓国)
9-11/6-11/11-7/11-7/11-9/11-7

石川佳純 4-1 芝田沙季
11-9/11-13/11-4/11-7/11-8

伊藤美誠 4-3 ZENG Jian(シンガポール)
11-9/11-5/7-11/9-11/11-2/2-11/11-7

平野美宇 4-1 ユ・モンユ(シンガポール)
11-4/11-8/11-2/9-11/16-14

<準々決勝>
石川佳純 4-1 佐藤瞳
11-4/11-6/11-8/8-11/11-6

伊藤美誠 2-4 HE Zhuojia(中国)
7-11/6-11/3-11/11-6/12-10/10-12

女子ダブルス

<準々決勝>
橋本ほのか/佐藤瞳 3-0 (チャイニーズタイペイ)
11-5/11-2/11-6

早田ひな/伊藤美誠 3-1 平野美宇/長崎美柚
9-11/11-7/11-3/11-9

<準決勝>
早田ひな/伊藤美誠 3-2 田志希/梁夏銀(韓国)
11-9/10-12/8-11/13-11/11-8

橋本帆乃香/佐藤瞳 3-0 LIN Ye/ZENG Jian(シンガポール)
11-6/11-9/11-7

混合ダブルス

<準決勝>
石川佳純/吉村真晴 1-3 林鐘勲/梁夏銀(韓国)
7-11/9-11/13-11/6-11

文:ラリーズ編集部
写真:千葉格/アフロ

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