大迫勇也の入ったブレーメンはダークホース候補? 欧州カップ戦狙える面白い攻撃陣

ブレーメンに移籍した大迫 photo/Getty Images

昨季はケルンで苦い降格を味わった日本代表FW大迫勇也だが、今季は新天地ブレーメンで一味違うシーズンを過ごせるかもしれない。近年のブレーメンの成績は昨季11位、2016-17シーズン8位、2015-16シーズン13位、2014-15シーズンは10位と、中位を彷徨っている。しかし独『DW』は、今季のブレーメンならば上位を狙えるのではないかと期待をかけている。

その理由は補強にある。ブレーメンは先日エヴァートンからオランダ代表MFデイヴィ・クラーセンを1500万ユーロとされる移籍金で獲得。これはブレーメンのクラブレコードとなる移籍金で、オランダ産の司令塔にクラブは賭けたのだ。クラーセンはエヴァートンでこそ結果を出せなかったが、アヤックスでプレイしていた際には高い評価を受けていた選手だ。トーマス・デラネイをドルトムントに奪われはしたものの、クラーセンを即座に獲得できたのは大きい。

やや守備には不安があると同メディアは伝えているが、攻撃はマックス・クルーゼ、古巣復帰となるマルティン・ハルニク、そしてロシアワールドカップで活躍した大迫とFWの選択肢が多く、彼らをクラーセンが中盤からコントロールするやり方がフィットすれば面白い結果が得られるはずと評価している。

それだけではない。実は昨季のブレーメンは開幕10試合で勝利がない最悪のスタートだったが、解任された指揮官アレクサンダー・ヌーリの後を受けたフローリアン・コーフェルトが残りの24試合で勝ち点37を獲得。コーフェルトが来なければ降格していた可能性だって考えられる。そのコーフェルトと一緒にシーズンをスタートさせられるとなれば、サポーターが期待を抱くのは当然だ。大迫も昨季は残留争いに巻き込まれたが、今季は再び欧州カップ戦出場権争いにチャレンジしたいところだ。

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