エジプトにはまだ「奴隷制」が存在…ある代表の中心選手が衝撃の暴露

『Kaha Wa Tungu』は26日、「ブルキナファソ代表FWアリスティド・バンセは、エジプトリーグで奴隷のように扱われたと訴えた」と報じた。

アリスティド・バンセは1984年生まれの33歳。コートジボワール出身であるが幼少期にブルキナファソへ移住した経験を持つストライカーだ。

海外の日本代表最新情報、Jリーグ超ゴールはこちら

これまで様々な国のクラブでプレーした経験を持つジャーニーマンで、すでに20チームに所属したことがある。

ブルキナファソ代表では長く中心的なアタッカーとして名を連ねており、これまでアフリカ杯4大会に出場してきた。

彼は昨年夏からエジプトのアル・マスリーでプレーしていたが、現在長期的な怪我のために離脱している状態だ。

そのためもあってか、彼はメディアに対して以下のように話し、エジプトリーグで激しい黒人差別が行われている事実を暴露したという。

アリスティド・バンセ 「サッカーは奴隷制ではない。しかし、エジプトにはまだ奴隷制が残っている。これは止めなければならない。

僕はその犠牲者になった。これを明かすことに何の恐れもない。

外国人選手は通常居住許可を得るものだが、エジプトではそのほとんどが所有していない。

3~4ヶ月間のビザだけが与えられ、その有効期限が切れれば国を出なければいけない。そうしなければ処罰を受ける。

多くの選手が罰金を支払わなければならず、しかしそれだけの賃金は貰えない。そして、クラブは彼らをストリートに放逐する。

アフリカサッカー連盟の会長アハマド・アハマド氏は、『セネガル、チュニジア、エジプトがなぜW杯で勝てなかったのか』と問いかけていた。

しかし、僕は彼に『アフリカのサッカーを少し見て欲しい』と言うよ。不公平な状況がある。

アフリカ大陸でプレーしているアフリカ人が、奴隷として扱われている。もうたくさんだ。アフリカサッカー連盟はその問題を見なければならないよ」

© 株式会社ファッションニュース通信社