武藤加入!「ニューカッスル史上最高のデビュー、TOP10はこれだ!」

日本代表FW武藤嘉紀のニューカッスル移籍が原則合意に達した。あとは労働許可待ちだ。

ということで、2016年に紹介した「ニューカッスル史上最高のデビュー、TOP10」をあらためて振り返ってみる。

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先日、スウォンジー・シティからニューカッスル・ユナイテッドへ移籍したMFジョンジョ・シェルヴィ。

ウェストハム戦で新天地デビューを果たすと、いきなり度肝を抜くロングフィードで得点の起点となるなど活躍。スティーヴ・マクラーレン監督もそのプレーを褒めちぎっていた。

ここでは、『whatculture』による「ニューカッスル史上最も最高のデビューを果たした10人」を紹介する。

10位 FWパピス・シセ(2012年2月5日vsアストン・ヴィラ)

10年も前のように感じられるが、シセが驚異的なインパクトをもたらしたのはまだ4年前のことだ。デンバ・バとアテム・ベナルファと3トップを形成し、すぐさま成功を収め、面白いようにゴールを決めた。そして、ニューカッスルはシーズンを5位でフィニッシュした。

レオン・ベストの負傷により前半14分に投入されたデビュー戦でシセはいきなりゴールを決めた。正直なところ人目を引く美しい試合ではなかったが、ホナス・グティエレスからのクロスを胸トラップし、左足でトップコーナーに叩き込んでみせた。その後の爆発を予感させる瞬間だった。

9位 MFシェイク・ティオテ(2010年9月18日vsエヴァートン)

2010年夏にトゥウェンテから350万ポンド(現レートで5.8億円)という適切な額で彼を獲得した際、ニューカッスルは掘り出し物を手に入れたように見えた。

ティオテは強く、相手にとって脅威であり、ボール扱いも冷静だった。その周りにはよりクリエイティブな選手がいて、彼は偉大なチームの基礎を形成できたはずだし、そうしなければならなかった。

それは、エヴァートンとのデビュー戦ですぐに明らかなものになった。ティオテはこの試合で64本のパスを通し、その成功率は100パーセントを記録。2つのインターセプトに加え、試みた5つのタックル全てを成功させた。唯一のシュートも枠内に飛ばし、1試合で3つの100%を成し遂げた。

8位 MFホナス・グティエレス(2008年8月17日vsマンチェスター・ユナイテッド)

マジョルカから獲得されたホナス・グティエレスはユナイテッド相手のデビュー戦で賞賛に値するタスクを遂行。見事なまでに、活躍してみせた。

王者相手に1-1のドローに持ち込んだ一戦で彼はファンたちに印象を残した。ホナス自身もアラン・ハンセンが選ぶこのシーズンの開幕戦で最も印象的だった新人に選ばれた。それは大したものである。

7位 FWレズ・ファーディナンド(1995年8月19日vsコヴェントリー)

QPR史上最も才能に恵まれた選手のひとりだと証明した後、ケヴィン・キーガンが彼をセント・ジェームズ・パークに連れてきた。

その夏はMFダヴィド・ジノラ、DFウォーレン・バートン、GKシャカ・ヒスロップも同時に引き入れるなど忙しいものであった。

6位 MFジョージニオ・ワイナルダム(2015年8月9日vsサウサンプトン)

2015年夏に巨額の移籍金で獲得されたワイナルダム。もうすでに、グラハム・カー(ニューカッスルのスカウト)が見出した最も歓迎される獲得選手のひとりであることを証明している。

彼は苦闘が続くチームの中盤にいながらも、数多くのゴールを決めている。そのボールスキルが確かなものであることは難敵セインツ相手のデビュー戦ではっきりした。ガブリエル・オベルタンのクロスをヘッドで突き刺したシーンはこの試合における最高の瞬間だった。

5位 MFジョンジョ・シェルヴィ(2016年1月16日vsウェストハム)

この不思議で気分屋なイングランド人MFはオックスフォード・シティとのFAカップで見せたパフォーマンスがネット上で話題になった。そのわずか数日後にニューカッスルが彼を獲得したことについては、眉をひそめる人間もいた。

だが、彼が桁違いに優秀な選手であることは明らかだ。まだ23歳であるエキサイティングな有望株は100パーセントを出し尽くすと約束した通りのことをデビュー戦でもやってのけた。

5位ウェストハム相手に、一級品のボール扱いや粘り強さ、そしてここ最近マグパイズにずっと欠けていたクリエイティブなパスを披露してみせた。92%(Optaでは100%)を記録したパス成功率だけでなく、5回中3回のタックルを成功させたうえ、2つの得点においてクリエイティブなパートを担った。ダリル・ヤンマートへのパスは気絶するほどであった。

4位 FWケヴィン・キーガン(1982年8月28日vsQPR)

リヴァプールとハンブルガーSVで活躍し、2度のバロンドールを獲得した後、キーガンは精神的な帰還を果たした。プロとして最後の契約を、自信とスターの力を必要としていた苦しむニューカッスル(当時2部)に捧げたのだ。

QPRとのデビュー戦ではセント・ジェームズ・パークに4万人もの観客が駆けつけ、その効果がすぐさま発揮された(1か月後には9,419人にまで減ったらしいが)。キーガンはニューカッスルと契約するという決断を下した時点ですでに英雄となっていたが、QPR戦でゴールを決めてそれをより強固なものにした。ニューカッスルはこの年、2部で5位となった(キーガンは21得点)。

3位 GKティム・クルル(2006年11月2日vsパレルモ)

オランダのADOから獲得した際、弱冠17歳だったクルル。それから1年後、シェイ・ギヴンとスティーヴ・ハーパーの両GKが負傷したことにより、UEFAカップのパレルモ戦で急遽起用されることになった。

そこで、まだ10代だったクルルは2つの驚異的なセーブを見せてクリーンシートに貢献し、専門家たちからの評価を勝ち取った(1-0で勝利)。

そのシュートストップ力は誰の目から見ても確かなものであり、ニューカッスルが掘り出し物を見つけたことが明らかになった。

2位 FWダンカン・ファーガソン(1998年11月28日vsウィンブルドン)

FWステファヌ・ギヴァルシュ(への投資)が馬鹿げた無駄遣いに終わった後、ルート・フリットは別のストライカーが必要になったことを悟った。そして、ワイルドカードとしてこのスコットランド人を(ファーガソンが)愛したエヴァートンから連れてきた。

彼の加入はぞくぞくするものではなかったが、セント・ジェームズ・パークでのデビュー戦となったウィンブルドンとの一戦において彼はいかなる努力も惜しまなかった。ほぼ不発に終わったアンドレアス・アンデションと並んでプレーしたこの“巨人”は均衡していた試合で2ゴールを叩き込む爆発を見せた。1点目は59分、2点目は後半アディショナルタイムに。彼はいい契約に見えた。

1位 FWミック・クイン(1989年8月19日vsリーズ)

このリヴァプール生まれのストライカーがアラン・シアラーやジャッキー・ミルバーンと同様に語られるのには最もな理由がある。ニューカッスルのファンたちは正しくフットボーラーを評価する方法を分かっている。

クインは楽々とゴールを奪うやり方を知っていたのだ。彼はエレガントなストライカーではなかったかもしれないが、ボックス内では決定的であった。また、対峙したDFたちが彼の動きや粘り強さについていけないパワフルかつ類稀な選手でもあった。

セント・ジェームズ・パークでリーズと対戦したデビュー戦では4ゴールを叩き込み、すぐにニューカッスルファンたちのヒーローになった。

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