【50代から始めた鉄道趣味】その8

※2015年3月19日撮影

承前。札沼線浦臼駅です。

※2015年3月19日撮影

駅名標。2015年3月の時は浦臼〜新十津川間は1日3往復運行されていましたが、2016年3月のダイヤ改正で1日1往復という「ご無体な」運行状況になってしまいました。

※2015年3月19日撮影

9:06浦臼発・新十津川行列車が行ってしまったら、その日は新十津川に行く列車がもうないのです。実用で鉄道を使うことはほぼ不可能です。

2016年9月5日に新十津川から札幌に向かった時、鶴沼から老婦人が乗ってきました。

※2016年9月5日撮影

物凄く不思議だったのは、彼女が次の浦臼で下車したからです。もし彼女が浦臼で用事を済ませたとしても次の日の朝まで鶴沼に行く列車は無いのです。まぁ、路線バスが13時、16時、18時台に鶴沼を通っているのでソレで帰れば良いだけのコトなのですが。

・・・と余計な心配をしても仕方が無いですね。

12:37終点の新十津川駅に到着。1972年に廃止されるまで、この先、留萌本線の石狩沼田駅まで34.9km(13駅)がありました。札沼線の「沼」は石狩「沼」田の「沼」だったのです。

※2015年3月19日撮影

駅名標。札沼線の歴史は複雑です。1931年(昭和6年)石狩沼田からこの駅までが札沼北線として開業。当時この駅は中徳富駅を名乗っていました。1935年(昭和10年)石狩沼田〜札幌間が全通。札沼線と改称されます。

しかし第二次世界大戦中に石狩月形〜石狩追分(1972年廃止)間が不要不急線に指定され営業休止。1953年浦臼〜雨竜(1972年廃止)間が営業再開。駅名が新十津川駅に改称されました。

1956年(昭和31年)新十津川駅と下徳富駅の間に2代目中徳富駅が開業。しかし乗降客数が少ない(2006年度は年間2人!どうやって数えたのでしょうか?)ため中徳富駅は2006年に廃止されました。駅名標の下徳富の表示が上に貼られているのは下に「中徳富」と書かれているためです。

2015年3月19日撮影

名所案内には奈良県十津川村からの団体移住による開拓の記念館が記載されていました。これはちょっと見たいと思ったのですが、残念ながら駅から少々遠いのです。

※2015年3月19日撮影

新十津川駅正面です。煙突はありますがストーブは焚かれていませんでした。

※2015年3月19日撮影

新十津川町役場のバス停から滝川駅まで路線バスで移動しました。この滝川の駅舎も2016年9月に来た時には改修工事中でした。その後行っていないのです。

※2015年3月19日撮影

何度も食べた、この駅そばも2016年の改修工事ではなくなっていました。

※2015年3月19日撮影

滝川から14:39発函館本線旭川行で15:41に旭川着。旭川駅の下にある駅そば。このお店も何度も食べてますが2016年には違うお店になっていました。

※2015年3月19日撮影

旭川16:26発名寄行に乗ります。

※2015年3月19日撮影

【50代から始めた鉄道趣味】その9に続きます。(写真・記事/住田至朗)

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