GOODSMILE RACING & Team UKYO、鈴鹿10時間で『AMGパフォーマンスチーム』に

 スーパーGT GT300クラスに参戦するGOODSMILE RACING & Team UKYOは7月29日、千葉県の幕張メッセで開催されているワンダーフェスティバル[夏]の会場で、8月24〜26日に鈴鹿サーキットで開催される『第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース』に参戦するマシンの新カラーリング、そしてこのレースで使用されるチーム名をお披露目した。

 例年、GOODSMILE RACING & Team UKYOにとっては、そのシーズンに参戦するマシンがお披露目されるガレージキットの祭典、ワンダーフェスティバル。今季も2018年仕様のカラーリングと、鈴鹿10時間参戦のカラーリングが2月のワンダーフェスティバル[冬]でファンの前に公開されていたが、今年は夏のワンフェスにもサプライズが待っていた。

 この日、GOODSMILE COMPANYのブース内で、鈴鹿10時間で日本らしい浴衣を着るレーシングミクサポーターズとともに公開されたメルセデスAMG GT3は、すでにお披露目されていた日の丸と桜をベースとした“鈴鹿10時間カラー”とは似て非なるものだ。ボンネット、ルーフにはゴールドのストライプが入れられ、ボンネット、リヤウイングに輝く『AMG』の文字が加えられた。

 それというのも、今回の鈴鹿10時間に向けて、GOODSMILE RACING & Team UKYOはドイツのメルセデスAMG本社が認定する『AMGパフォーマンスチーム』となったのだ。ワンダーフェスティバル[夏]と同日に開催されているスパ24時間にも複数のチームが参戦しているが、この『AMGパフォーマンスチーム』はメルセデスAMGが認めた強豪の証と言える。このチームに認定されると、専属エンジニアの派遣やパーツサポートなど、ドイツ本社からの支援が提供されるのだ。

 そして先述のとおり、AMGパフォーマンスチームチームになったことで、初音ミクカラーにAMGストライプが施されるカラーリングが完成した。そしてチーム名も『Mercedes-AMG Team GOOD SMILE』に改められた。鈴鹿10時間でこの『Mercedes-AMG Team──』を名乗るのは、これで3チームめとなる。ちなみに、日本のレーシングチームがAMGパフォーマンスチームに認定されるのは初めてのことだ。

 スーパーGTでの3回のチャンピオン獲得、そして2017年のスパ24時間挑戦と、日本を代表するチームと言えるGOODSMILE RACING & Team UKYO……もとい、『Mercedes-AMG Team GOOD SMILE』。谷口信輝、片岡龍也、そして小林可夢偉という強力トリオで、スパのリベンジに挑む。

Mercedes-AMG Team GOOD SMILE

鈴鹿10時間参戦体制

カーナンバー:00
マシン:メルセデスAMG GT3
エントラント代表:安藝貴範
チーム監督:片山右京
ドライバー:谷口信輝/片岡龍也/小林可夢偉

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