地震体験伝えよう 阿蘇市で若者世代が合宿

5班に分かれて実施したワークショップで、伝えたい災害体験について考える参加者ら=28日、阿蘇市

 熊本地震で被災した子どもらが体験を語り合い、未来への歩みを考える「ユース熊本地震を『語りつぐ』会」が28日、熊本県阿蘇市の国立阿蘇青少年交流の家で始まった。29日まで。

 地震後、県内で子どもたちの心のケア活動に取り組む兵庫のNPO法人などでつくる実行委員会の主催。南阿蘇村や甲佐町の小学5年~高校3年の22人と、ボランティアで熊本を訪れた県外の大学生ら6人が参加した。

 実行委員長で防災学習アドバイザーの諏訪清二さん(58)=神戸市=が講演。災害を語り継ぐ意味を説明し、「つらいことも楽しいことも素直に語ればいい」と呼び掛けた。益城町と南阿蘇村の被災小学校の元校長らも当時の状況を話した。

 ワークショップでは、諏訪さんの指導で伝えたい体験をそれぞれ検討。「人と人との関係が重要」「一番大切なのは普通の生活」などと紙に書いた。

 南阿蘇中3年の北山将太郎さんは「何を伝えたいのか自分の中で整理し、将来の役に立てるよう体験を伝えたい」と話した。

 実行委は12月、2回目の合宿会合を開く計画。(岡本幸浩)

(2018年7月29日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

©株式会社熊本日日新聞社

紙面を彩った火の国球児たち

「夏の甲子園100回」を記念し、熊本出身のスターたちの〝球児〟時代を取り上げます。 第3弾は「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治(熊本工出、人吉市出身)です。

ご購入はこちらから